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更新日:令和5(2023)年10月10日

ページ番号:4671

デング熱関連情報

デング熱はデングウイルスを保有した蚊に刺されることで感染する蚊媒介性感染症です。

主に海外の熱帯・亜熱帯地域で発生する病気であり、 国内で報告されるデング熱患者は大部分が海外の流行地で蚊に刺されて感染した輸入例です。2014年8月、約70年ぶりにデング熱の国内感染による患者発生が確認され、最終的には千葉県内の方も含めて全国では162名に達しました。

近年、海外の熱帯・亜熱帯地域の複数国にて大規模な流行が確認されています。 今後、海外渡航者の輸入症例等が増加する可能性が考えられます。

デング熱は、通常感染しても重症化することはまれであり、過度に心配する必要はありませんが、蚊に刺されてから3~7日程度で高熱が見られたり、気になる症状があった際には早めに医療機関を受診してください。

戸外に出るときは、長袖、長ズボンを着用するなど肌の露出をなるべく避けることや、虫さされ防止薬を適正に使用するなど、蚊にさされないような工夫を心がけてください。

また、原因となる蚊の幼虫(ボウフラ)は、植木鉢やプランターの受皿、タイヤの内側、捨てられたプラスチック容器、ビニールシートの窪みなど、比較的小さな容器にたまった水で発生します。
1週間に一度は、身の回りを確認し、水がたまらないように整頓を心がけ、蚊の幼虫(ボウフラ)の発生源をなくしましょう。

 一般の方向けの情報

1.発生状況

  • 国外で流行
  • 東南アジア、南アジア、中南米で患者の報告が多く、その他、アフリカ、オーストラリア、南太平洋の島でも発生あり
  • 国内発生例のほとんどが流行地への渡航歴がある輸入例であり、現地での感染が推定
  • 8~9月の夏季のシーズンに患者が多い傾向
  • 60年以上、国内における感染報告はなかったが、2014年8月に国内感染例が確認され、その後2019年にも海外渡航歴がない患者が発生した

2.感染経路

  • ヒトからヒトの直接的な感染はない。
  • 患者を刺し、ウイルスを保有した蚊が媒介して感染が広がる。

3.潜伏期間

  • 通常3~7日(最大2~14日)。

4.症状

  • 突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。
  • 感染しても発症する頻度は10~50%。
  • 予後は比較的良好だがまれに重症化することがある。

5.治療

  • 対症療法を行う。
  • 有効な抗ウイルス薬はない。

6.予防法

国内で承認済みのワクチンは現在存在しないため、以下の対策が有効です。

蚊にさされない

特に、海外の流行地に旅行、滞在する場合には蚊に刺されないようにしましょう。

  • 長袖、長ズボンを着用し、素肌でのサンダル履き等は避けるなど、肌の露出を避けましょう。
  • 虫さされ防止剤を使用する際には、むらなく、また、汗などで効果が落ちるためこまめに塗布しましょう。
  • 室内の蚊の駆除を心がけましょう。 

蚊を発生させない

  • 日頃から水たまりなど蚊の幼虫(ボウフラ)の発生源となりやすい環境を作らないよう注意しましょう。
  • 植木鉢やプランターの受け皿、タイヤの内側、捨てられたプラスチック容器、ビニールシートの窪みなど

  • 蚊の幼虫(ボウフラ)は、約10日で成虫になるため、週に1回は身の回りを確認することが有効です。

7.デング熱に関するQ&A

8.啓発用資材

今年もあなたの血を狙って奴らがやってくる!~ダニ・蚊の襲来に備えよ~

蚊・ダニ(PDF:1,190KB)

9.問い合わせ先

 医療機関の方向けの情報

 自治体の方向けの情報

  • 植木鉢やプランターの受け皿、捨てられたプラスチック容器など、水がたまり蚊の幼虫(ボウフラ)の発生源となりやすいものを片づけましょう。
  • 蚊の幼虫(ボウフラ)は、約10日で成虫になるため、週に1回は身の回りを確認することが有効です。
  • 輸入デング熱症例の発生動向

日本の輸入デング熱症例の動向について(国立感染症研究所ホームページ)外部サイトへのリンク

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部疾病対策課感染症予防班

電話番号:043-223-2665

ファックス番号:043-224-8910

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