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更新日:令和4(2022)年5月10日

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新型コロナウイルス感染症療養終了後も続く症状(いわゆる後遺症)について

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、2019年12月に中国・武漢で原因不明の肺炎として報告されて以降、日本を含む全世界に感染が拡大している状況です。この経過のなかで、新型コロナウイルス感染症に対する多くの知見が全世界で集積され、感染対策や診断・治療・予防法が確立されつつあります。そのようななか、新たな課題として新型コロナウイルス感染症に罹患した一部の患者にさまざまな「罹患後症状」を認めることがわかってきました。

※罹患後症状ついての相談先は下部「県の相談体制について」を参照してください。

代表的な症状

代表的な症状として、以下のものが報告されています。

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○WHOの定義

・新型コロナウイルス感染症後の症状は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に罹患した人にみられ、少なくとも2カ月以上持続し、また、他の疾患による症状として説明がつかないものである。通常は新型コロナウイルス感染症の発症から3カ月経った時点にもみられる。
・症状には、倦怠感、息切れ、思考力や記憶への影響などがあり、日常生活に影響することもある。新型コロナウイルス感染症の急性期から回復した後に新たに出現する症状と、急性期から持続する症状がある。また、症状の程度は変動し、症状消失後に再度出現することもある。小児には別の定義が当てはまると考えられる。

 

○罹患後症状の頻度・持続期間

・頻度についての海外での45の報告(計9,751例)の系統的レビューでは、COVID-19の診断・発症・入院後2カ月あるいは退院・回復後1カ月を経過した患者では、72.5 %が何らかの症状を訴えていました。最も多いのは倦怠感(40 %)で、息切れ(36 %)、嗅覚障害(24%)、不安(22 %)、咳(17 %)、味覚障害(16 %)、抑うつ(15 %)でした。

・英国の約51万人の地域住民調査(REACT-2試験)では、有症状のCOVID-19罹患者約7万6,000人のうち、12週間以上遷延する何らかの症状を認めた患者は37.7 %でした(ただし、その後の約10万人の地域住民の検討では21.6 %に減少)。

・別の海外の57の報告(計約25万例)の系統的レビューでは、診断あるいは退院後6カ月かそれ以上で何らかの症状を有するのは、54 %と報告されています。

・わが国の報告としてはCOVID-19と診断され入院歴のある患者525例の追跡調査があります。この研究では症状の頻度について、急性期(診断後~退院まで)、診断後3カ月、6カ月で検討されています。男性323例(61.5 %)、女性199例(37.9 %)、性別不明3名で、男女比は国内の既報とほぼ同一であり、本邦におけるCOVID-19入院患者を反映していると考えられます。結果は、疲労感・倦怠感、息苦しさ、睡眠障害、思考力・集中力低下は、診断6カ月後に罹患者全体(n=246)の10 %以上に罹患後症状として認めたものの、一方で多くの罹患者は症状が改善していました。罹患後症状は1つでも存在すると健康に関連したQOLは低下し、不安や抑うつ、COVID-19に対する恐怖は増強し、睡眠障害も増悪しました。

 

※入院中の15%以上の患者に認めた罹患後症状の推移

県の相談体制について

罹患後症状と思われる症状について相談したいこと等がある方は、まずはかかりつけ医新型コロナウイルス感染症の診断を受けた医療機関、または最寄りの保健所へお問い合わせください。

県の後遺症対応について

県では、後遺症の診療をテーマとした医療機関向けの研修会を開催するなど、多くの医療関係者が最新の知見を得て、かかりつけ医などの地域の医療機関で広く後遺症患者に対応できるように努めています。

参考文献

下記のとおり、手引き等がご利用いただけますので、参考にしてください。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部疾病対策課感染症予防班

電話番号:043-223-2691

ファックス番号:043-224-8910

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