清和県民の森指定管理者管理運営状況評価（令和2年度・第三者評価）

県民が自然に親しみつつ、自然のもたらす恩恵を享受する機会を県民に提供することにより、県民の健康の増進及び青少年の健全な育成を図るため

1森林、園地、展示施設、宿泊施設その他の施設の提供

2野外活動に関する指導助言

3その他県民の森の設置の目的を達成するため知事が必要と認める業務

A

施設の設置目的を理解し、千葉県立県民の森設置管理条例等に基づいた管理運営が行われている。また、個人情報は適切に管理され、事故等の報告も遅滞なく行われている。

労働法関係の不備があったが、改善されている。

行為の許可について、一部許可証の写しが保管されていなかったが、他の文書は適切に保管されていたため、ほぼ期待する水準どおりであった。

S

日常の巡視や点検、定期的な設備点検等により安全な施設の維持管理に努めている。また、危機管理マニュアルが整備され、防災訓練を行うなど危機管理体制が整備されている。

施設周辺のナラ枯れ被害木を吊るし切りで伐倒する等、安全確保のための積極的な整備が行われており、期待する水準を上回っていた。

【第三者評価】

　ヤマビル、イノシシ対策が必要

A

事業計画どおりに、施設の管理、清掃、警備等が適切に行われている。また、車イスを整備し適宜点検する等、社会的弱者への配慮もなされており、ほぼ期待する水準どおりであった。

S

施設の点検記録、修繕記録が整備され、維持管理に努めている。文書は項目毎、年度毎に編冊されており、保管は良好。

S

新型コロナ等による中止を除き、事業計画どおりに事業を実施している。丸太でテントサイト区画を作り直す等、快適な施設整備に積極的に取り組んでいた。

また、日々の清掃により清潔感が維持できており、利用者にも好評を得ていたため、期待する水準を上回っていた。

A

朝のミーティングにて利用者の声を共有し、サービス向上に取り組んでいた。

また、シャワーの無料提供、キャンプ用品等の貸し出し・販売、バーベキュー食材の販売を行い、サービス向上に貢献していた。よって、ほぼ期待する水準どおりであった。

S

利用者数は前年対比92％と、新型コロナの影響を最小限に留めることができた。

関連施設へのチラシ配布、観光情報誌への情報提供、SNSの活用等により利用拡大に努めていた。特にツイッターにおいてはフォロワー数が大幅に増加しており、利用拡大に貢献したと考えられるため、期待する水準を上回っていた。

A

A

新型コロナの影響により収入が計画より減ったが、人件費等で支出を抑えたこと、雇用調整助成金の受給及び県による指定管理料の補填等により、概ね健全な財務状況を維持しており、ほぼ期待する水準どおりであった。

【第三者評価】

　自主事業の収支改善が必要。

A

アンケートにより、利用者の意見の把握、及び対応に努めている。アンケート回答件数も多く、満足度も高いため、ほぼ期待する水準どおりであった。

良好

各評価項目の対応数値の平均2.4点

行為の許可について、許可証の写しがなく許可を出したのか確認できないため、許可した記録を保管しておくこと。

個人情報の保護について、本所による検査が計画されており、本所役員が随時確認を行っているとのことだが、記録が無く確認できないため、記録を残すこと。

接遇研修等の職員教育は日々のミーティングの中で行っているが、記録がないため、確認できるよう記録に残すこと。

指定管理業務で余剰が多く、自主事業では赤字が大きいため、指定管理業務はできる限り使い切った上で、健全な財務範囲内にて自主事業を実施するよう、収支改善が必要。

【第三者評価】

　指定管理事業と自主事業の支出の内訳を明確にされたい。自主事業については、支出の改善が必要。

（指摘事項）

• 接遇研修や防災教育等、研修や教育を行った場合は確認できるよう、記録に残すこと。
• 職員の接遇について、引き続き研修等を行い向上に努めること。

（改善状況）

• 接遇研修等の職員教育を行った記録がなかったため、確認できるよう引き続き記録作成に取り組むこと。
• 接遇研修等の職員教育は日々のミーティングの中で行っていた。