ここから本文です。

報道発表案件

更新日:令和3(2021)年9月25日

ページ番号:462715

令和2年度市町村税の収入額及び徴収率の概要

発表日:令和3年9月24日
総務部市町村課

千葉県内54市町村の令和2年度市町村税の収入額及び徴収率の概要は、次のとおりです。

  • 収入額は新型コロナウイルス感染拡大に伴い法人市町村民税が減少したものの、個人市町村民税や固定資産税が増加したため、ほぼ前年度並み(1億円減少)で1兆450億円となりました。
  • 徴収率は96.2%となり、新型コロナウイルス感染拡大に伴う徴収猶予制度により徴収猶予額が増加したため、前年度と比較して0.3ポイント低下しました。

 ※新型コロナウイルス感染症の影響により収入に相当の減少があり、納税することが困難である事業者等に対し、1年間徴収を猶予できる特例制度

1.市町村税の収入額の状況

(1)税収入額の推移

市町村税の収入額は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業業績の悪化により減収したものの、引き続き個人所得の増加や固定資産税の税収増などにより、過去最高額だった前年度に比べ1億円の減少にとどまり、1兆450億円で平成29年度から4年連続で1兆円超となっています。

一方で歳入総額に占める割合は、32.7%となり、新型コロナウイルス感染症対策に係る国庫支出金の増加により歳入額が大幅に増加したこと等により前年度と比較して10.9ポイント減少しました。

税収入額のグラフ

 

税収入額の表

(2)税目別の収入状況

市町村民税と固定資産税の2つの税目で、市町村税収入額の88.3%を占めています。

  • 市町村民税

    収入額は5,015億円で、前年度と比較して、56億円(1.1%)減少しました。
    個人分については、個人所得の増加から98億円(2.3%)の増となりましたが、法人分については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う企業収益の減少により154億円(21.4%)の減となりました。

  • 固定資産税
    収入額は4,209億円で、前年度と比較して、48億円(1.1%)増加しました。
    土地については、新型コロナウイルス感染拡大に伴う徴収猶予等により15億円(1.0%)の減、家屋については、新築家屋の増加により47億円(2.6%)の増、償却資産については、設備投資の増加により16億円(1.8%)の増となりました。

税目別の収入状況の推移

税目別の収入状況の推移のグラフ

令和2年度市町村税収に占める税目別の割合

  令和2年度市町村税収に占める税目別の割合円グラフ

市町村民税(法人・個人)の収入額の推移

市町村民税(法人・個人)の税収入額の推移グラフ

固定資産税(土地・家屋)の収入額の推移

固定資産税(土地・家屋)の収入額の推移グラフ

2.徴収率の状況

(1)徴収率の推移

令和2年度の徴収率は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う徴収猶予制度により徴収猶予額が増加したため、前年度から0.3ポイント低下して96.2%となりました。

現年課税分の徴収率は98.4%で0.6%ポイント低下、滞納繰越分は28.1%で0.7ポイント上昇しました。

 

徴収率の推移グラフ

(2)全国平均との比較

本県の徴収率は、依然として全国平均を下回っていますが、その差は徐々に縮まる傾向にあります。(令和2年度の全国平均値は、今後公表される予定)

全国平均との比較グラフ

(3)税目別の徴収率

税目別では、市町村民税が96.2%で前年度と同数、固定資産税が95.8%で対前年度比0.9ポイント低下しました。

税目と徴収率一覧
税目 現年課税分 滞納繰越分 合計
市町村民税 98.6 (▲0.2) 29.4 (+0.1) 96.2 (-)
固定資産税 97.9 (▲1.2) 27.0 (+1.5) 95.8 (▲0.9)
その他(軽自動車税、市町村たばこ税等) 99.1 (▲0.2) 24.9 (+1.2) 97.3 (▲0.1)
合計 98.4 (▲0.6) 28.1 (+0.7) 96.2 (▲0.3)

※単位:%、()内は対前年度増減ポイント
※徴収率は小数点第1位未満を四捨五入しています。

(4)市町村別の徴収率の状況

90%未満の団体が、前年度に比べ1団体増加し4団体となりましたが、85%未満の団体は平成30年度から3年連続でありませんでした。

徴収率区分 令和2年度 令和元年度

団体数の増減

団体数 全体に占める割合 団体数 全体に占める割合
徴収率98%以上 3団体 5.6% 2団体 3.7%  1団体
徴収率97%以上~98%未満 9団体 16.7% 10団体 18.5% ▲1団体
徴収率95%以上~97%未満 10団体 18.5% 12団体 22.2% ▲2団体
徴収率90%以上~95%未満 28団体 51.9% 27団体 50.0%  1団体
徴収率85%以上~90%未満 4団体 7.4% 3団体 5.6%  1団体
徴収率80%以上~85%未満 0団体 0団体

※全体に占める割合は、小数点第1位未満を四捨五入していますので、合計して100%にならない場合があります。

3.滞納繰越額の状況

前年度収入未済額が繰り越された滞納繰越額は、平成14年度の1,151億円をピークに減少しており、令和2年度の滞納繰越額も342億円と、前年度に比べ23億円(6.3%)減少しました。

滞納繰越額の状況グラフ

別紙市町村別徴収率の状況(令和2年度・令和元年度比較)

別紙印刷用PDFファイル(PDF:43.6KB)

別紙Excelファイル(エクセル:284.6KB)

お問い合わせ

所属課室:総務部市町村課税政班

電話番号:043-223-2134

ファックス番号:043-224-0989

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?