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平成30年度市町村税の収入額及び徴収率の概要

発表日：令和元年9月26日
千葉県総務部市町村課

1.市町村税の収入額の状況

（1）税収入額の推移

市町村税の収入額は、引き続き個人所得の増加、固定資産税の税収増や県費負担教職員制度の見直しに伴う政令市への税源移譲などにより、6年連続で増加し、1兆283億円（前年度比272億円・2.7％増）となり、昨年度に引き続き1兆円を超え、過去最高を更新しました。

一方で歳入総額に占める割合は、44.8％となり、前年度と比較して1.1ポイント増加しました。

 

（2）税目別の収入状況

市町村民税と固定資産税の2つの税目で、市町村税収入額の88.4％を占めています。

• 市町村民税
  収入額は4,997億円で、前年度と比較して、259億円（5.5％）増加しました。
  個人分については、個人所得の増加や政令市への税源移譲などから237億円（5.9％）の増となり、法人分についても、好調な企業業績等を受け22億円（3.1％）の増となりました。
• 固定資産税
  収入額は4,089億円で、前年度と比較して、11億円（0.3％）増加となりました。
  土地については、20億円（1.4％）の増、償却資産については、設備投資等の増加により11億円（1.4％）の増となった一方、家屋については、平成30年度の評価替えの影響により20億円（▲1.1％）の減となりました。

税目別の収入状況の推移

平成30年度市町村税収に占める税目別の割合

市町村民税（法人・個人）の収入額の推移

固定資産税（土地・家屋）の収入額の推移

2.徴収率の状況

（1）徴収率の推移

平成30年度の徴収率は、前年度から0.6ポイント上昇して96.3％となり、各市町村における徴収対策の強化などにより9年連続で上昇となりました。

現年課税分の徴収率は99.0％で昨年度と同数、滞納繰越分は27.6％で1.1ポイント上昇しました。また、滞納繰越分は7年連続して上昇しています。

（2）全国平均との比較

本県の徴収率は、依然として全国平均を下回っていますが、その差は徐々に縮まりつつあります。
（平成30年度の全国平均値は、今後公表される予定）

（3）税目別の徴収率

税目別では、市町村民税が95.9％で対前年度比0.6ポイント上昇、固定資産税が96.4％で対前年度比0.5ポイント上昇しています。

税目と徴収率一覧

税目				現年度分		滞納繰越分		合計
市町村民税				98.8	(-)	29.7	(＋1.5)	95.9	(＋0.6)
固定資産税				99.1	(-)	25.5	(＋1.1)	96.4	(＋0.5)
その他（軽自動車税、市町村たばこ税等）				99.3	(-)	23.7	(▲1.3)	97.1	(＋0.3)
合計				99.0	(-)	27.6	(＋1.1)	96.3	(＋0.6)

※単位:％、（）内は対前年増減ポイント
※徴収率は小数点第1位未満を四捨五入しています。

(4)市町村別の徴収率の状況

90％未満の団体が、昨年度に比べ5団体減少の4団体となり、85％の未満の団体は0団体となりました。

徴収率区分				平成30年度				平成29年度				団体数の増減
				団体数		全体に占める割合		団体数		全体に占める割合
徴収率98％以上				2団体		3.7%		1団体		1.9%		1団体
徴収率97％以上～98％未満				7団体		13.0%		6団体		11.1%		1団体
徴収率95％以上～97％未満				14団体		25.9%		11団体		20.4%		3団体
徴収率90％以上～95％未満				27団体		50.0%		27団体		50.0%		ー
徴収率85％以上～90％未満				4団体		14.8%		8団体		14.8%		▲4団体
徴収率80％以上～85％未満				0団体		ー		1団体		1.9%		▲1団体

※全体に占める割合は、小数点第1位未満を四捨五入していますので、合計しても100％にならない場合があります。

3.滞納繰越額の状況

前年度収入未済額が繰り越された滞納繰越額は、平成14年度の1,151億円をピークに減少しており、平成30年度の滞納繰越額も410億円と、前年度に比べ59億円（12.6％）減少しています。

別紙市町村別徴収率の状況（平成30年度・平成29年度比較）

別紙印刷用PDFファイル（PDF：44KB）

別紙Excelファイル（エクセル：285KB）

報道発表用記事