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更新日:令和4(2022)年4月22日

ページ番号:17973

第2章第1節 時代背景と課題(8)

8 広域道路ネットワークの形成

1 アクアライン・圏央道などによる交流基盤の整備

  • 首都圏中央連絡自動車道(以下「圏央道」という。)や東京外かく環状道路(以下「外環道」という。)、北千葉道路等の本県の広域的な幹線道路ネットワークの形成は着実に進展してきています。特に、圏央道については、これまでに県内区間の約8割が開通したことにより、沿線地域では観光施設への入込客数の増加や事業所、物流施設等の企業立地の進展など、経済に好循環をもたらすストック効果が現れてきており、この効果を持続・拡大させていくには、東京湾アクアライン(以下「アクアライン」という。)の料金引下げの継続が不可欠です。
  • 今後、圏央道の全線開通により、アクアラインと一体となって、成田・羽田両空港、さらには、東日本と西日本を結ぶ新たなルートが形成されます。また、外環道の県内区間の開通や北千葉道路の整備により、成田空港と首都圏を最短で結ぶ新たなルートが形成され、交流・連携や国際競争力を強化し、さらには、防災力の向上も期待されます。
  • このため、残る圏央道の大栄・横芝間の早期整備、北千葉道路の東側区間の早期整備及び西側区間の早期事業化、さらには、暫定2車線区間の4車線化による広域的な幹線道路ネットワークの形成・機能強化を図るとともに、これらのストック効果を県内全域に波及させるため、広域的な幹線道路ネットワークと各地域を結ぶアクセス道路の整備が重要です。
  • さらに、通勤・通学の利便性向上や交流人口の増加を図るため、効率的で利便性・安全性の高い公共交通網としていくことが重要です。

2 交流基盤を生かした地域活性化と魅力発信

  • 県内各地域においては、広域的な幹線道路ネットワークの整備により、県内各地へのスムーズな人・モノの流れを生み出すことによる地域の活性化が期待されます。
  • この効果を最大限に活用して、確実に地域振興につなげていくためには、それぞれの地域の特性や強みを生かして、住んでいる人にも訪れる人にも愛着を持ってもらう地域づくりを進めるとともに、観光資源や農林水産物など地域の魅力の一層の発信に取り組むことが不可欠です。
  • アクアラインの料金引下げの継続や高速バス路線の充実等により本県への関心や利便性が高まり、県外から訪れる人々によって、地域で見過ごされていた魅力が発見されたり、再評価される事例も少なくありません。
  • そこで、こうして見出された新しい魅力を地域の人々が再認識し、更に磨きをかけ、更なる千葉の魅力の向上につなげることが必要です。

 

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