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更新日:令和5(2023)年8月15日

ページ番号:12848

研究ライブラリー(平成24(2012)年度)

  • 本研究報告に掲載されている内容は、平成23(2011)年度の研究実績です。
  • 各報告の研究者所属は、平成23(2011)年度のものです。
  • 研究報告の内容を転載・複製等される場合には、前もって技術支援室へ御連絡の上、利用許諾を得るようお願いします。
    千葉県産業支援技術研究所・技術支援室:電話番号043(231)4365

腸内細菌叢に基づいた混合飼料の開発
~飼料添加物の機能性評価~

食品・バイオ応用室 堀中 洸太、藤枝 正之、宮崎 浩子、岡 千寿
千葉県畜産総合研究センター 細野 真司

離乳期のブタの糞便をサンプルとして、T-RFLP(Terminal Restriction Fragment Length Polymorphism)法による腸内細菌叢の解析を行った。ユニバーサルプライマーによる解析では細菌叢全体を把握することが可能であり、乳酸菌特異的プライマーやBifidobacterium特異的プライマーによる解析では菌属を限定してその消長を評価できることを示した。

電波暗室の1ギガヘルツ超への対応
~電波吸収体設置による1ギガヘルツ以下への影響調査~

生産技術室 名和 礼成、城之内 一茂、田中 弥、花澤 明洋
プロジェクト推進室 足達 幹雄

平成22年から情報技術装置に対し、1ギガヘルツ超の放射妨害波規制が開始され、当所の電波暗室も1ギガヘルツ超の測定対応が利用企業を中心に望まれている。平成23、24年中に電波暗室の1ギガヘルツ超への対応を目指し、電波吸収体の選定、配置を検討し、1ギガヘルツ超の評価手法であるサイトVSWR法により、暫定ながらも配置環境が整ったところであるが、追加した電波吸収体により、1ギガヘルツ以下の測定に影響がないかの確認が必要となった。天井面の12個の吸収体は、脱着困難なため半恒久設置の運用であるが、1ギガヘルツ以下の測定において、影響がないことを確認した。

木質高充填複合プラスチックの製造技術2
~木質高充填複合プラスチックの流動性向上~

食品・バイオ応用室 海老原 昇
材料技術室 篠田 清
プロジェクト推進室 足達 幹雄
株式会社佼和テクノス 甲斐 信悟
独立行政法人森林総合研究所 木口 実

我々は千葉県内に存在するスギを中心とした未活用林地残材の有効活用を目的に、射出成形が可能な木質含有量70%以上の木質高充填複合プラスチック(高木質WPC)の製造及び評価技術を確立した。本研究では、高木質WPCの熱流動特性の改善を目的に数種類の滑剤を検討した。検討した滑剤の中では、酸変性型の低分子ポリオレフィン及び水酸基付加型の金属石けんを添加したときに流動開始温度がもっとも低下し、射出成形時の流動性向上が確認できた。

振動試験における接合要素に関する調査研究

生産技術室 新保 栄一

組立型振動試験用加振治具の実用化のため、振動試験環境における接合要素について評価試験を行った結果、次のようなことがわかった。中央加振法によるアルミ合金のヤング率は一般に知られている値より、低い値を示した。また、接合治具FEM固有値解析は接着剤の見かけのヤング率を用いれば実験との結果によい相関がとれる。

持続可能な循環社会に向けたプラスチック複合材料の開発
~熱圧板の省資源工業への適用~

材料技術室 細谷 昌裕、篠田 清、蓮見 薫、西村 祐二
生産技術室 花澤 明洋
プロジェクト推進室 吉田 浩之
日本大学 高橋 進、邉 吾一
財団法人千葉県産業振興センター 長瀬 尚樹

平成22年度より、ポリビニルアルコール樹脂をマトリックスとして未利用資源である落花生殻を混合し、熱圧成形した板材の実用化を目指して、高強度で反りや表面光沢のムラを抑制した高品質なパーティクルボードの開発を行ってきた。今回、加水量や樹脂等の配合比の調整や、金型や熱プレス機等の成形条件の検討に加え、成形時に発生するガスを逃がす工夫等により、加水量と使用樹脂量を半減し、且つ、強度を向上する成形方法を見いだすことができた。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部産業支援技術研究所技術支援室

電話番号:043-231-4365

ファックス番号:043-233-4861

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