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更新日:令和元(2019)年6月6日

高品質かつ安全・安心なお米作りに向けた水管理のポイント

中干しは、無効分げつを抑制し、根の生育を健全に保つために重要な作業です。

また、カドミウムの吸収対策には出穂前後の水管理が重要となります。管理のポイントをしっかり把握して、品質・収量の向上を目指すとともに安心・安全なお米を作りましょう。

1.中干しは適期実施が大切

水稲は、活着後気温の上昇に伴い、分げつが増加していきます。しかし、過剰分げつになると細い茎が増加し、葉の受光体勢の悪化、耐倒伏性の低下、登熟不足等により品質や収量に影響します。適期に中干しを実施し、肥料成分の吸収を制御することで無駄な分げつを抑制することが大切です。

(1)中干しの効果

酸素の供給

水田土壌は、水を湛水することで空気が遮断され還元状態(酸素不足の状態)になっています。中干しは、土壌に酸素を供給することで、硫化水素等の有害物質の発生を抑制し、根の活力を維持します。また、根の伸長を盛んにすることで倒伏防止につながります。

田面を固めて作業性の向上

中干しにより田面を固めることで、梅雨期の多雨条件においても水はけが良好になり、収穫時の作業性の向上につながります。

(2)中干しの実施適期

中干しの開始時期は、茎数により判断します。茎数が目標とする穂数(「ふさおとめ」は目標茎数)の80パーセントに達したら中干しを開始します。田植え後、温暖な天気が続いた場合は、例年より早く目標茎数に達することもありますので、茎数の変化に注意しましょう。

中干しの程度は、田面に小さなヒビが入り、歩いて長靴が沈まない程度が理想です。

表1品種別の中干し開始時期の目安

表1中干し

※()内は1坪当たり60株で移植した時の1株あたり茎数の目安。

※極端な疎植の場合は目標茎数に達しない可能性もあります。

2.カドミウム吸収対策

食品衛生法に基づく玄米のカドミウム含量基準値は、「1キログラム当たり0.4ミリグラム以下」です。カドミウムは、水稲の栽培管理のうち水管理の影響を大きく受けます。

(1)カドミウムの吸収されやすい条件

カドミウムは、土壌の状態によって「作物への吸収されやすさ」が変化します。水田に水があり還元状態にある時は、硫化カドミウム(CdS)になって水に溶けにくくなります。一方で、落水して土壌が酸化的な状態にある時は、水に溶けやすい硫酸カドミウム(CdSO4)となって、作物に吸収されやすくなります。

図1カドミウム

図1土壌の水分状態によるカドミウムの形態変化

(2)湛水期間

水稲は、出穂3週間前から出穂2週間後の5週間は、カドミウムを吸収しやすい時期です。

そのため、この時期は田面に水が常時あるような湛水状態(ひたひた程度に水がある状態)を保ちカドミウムの吸収を抑えましょう。

 

初掲載:令和元年5月

香取農業事務所

改良普及課北部グループ

普及指導員

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