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更新日:令和7(2025)年7月18日
ページ番号:9013
漁場環境の保全及び漁場生産力の増大を図るため、磯根漁場の藻場消失原因の究明と対策指導、人工魚礁の機能調査及び、外房沿岸域の漁場環境調査などを行っています。
また、海産魚介藻類の養殖技術の指導、放流用種苗の疾病診断及び、トラフグ、ナマコといった新たな種苗生産技術の開発を行っています。
千葉県の房総半島沿岸の岩礁地帯では、かつては海藻が豊富に繁茂する藻場が形成されていましたが、近年、藻場が大規模かつ長期的に消失する「磯焼け」が広がっています。そこで、磯焼けの最前線を中心に潜水調査等により藻場の状況や消失原因を調べ、対策を検討しています。
(写真:海藻が消失した磯焼けの海域)
魚礁に集まる魚群を釣獲、ROV(カメラ付小型潜水艇)などにより調査し、魚礁の効果を把握しています。また新たな手法として環境DNA分析による魚種の確認も実施しています。
(写真:ROVで撮影した魚礁)
千葉県沿岸で近年漁獲が増えている高級魚トラフグ、主に東京湾で漁獲されるマナマコの放流用種苗を安定的に生産するための技術開発に取り組んでいます。
(写真:ナマコの採卵試験)
養殖業や種苗生産の現場において発生する魚病について診断を行い、対策を指導します。また、日常の飼育管理等についてアドバイスします。
(写真:顕微鏡による魚病の診断)
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