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更新日:平成29(2017)年2月23日

各魚種の種苗生産・マコガレイ

マコガレイ親魚

マコガレイ

カレイ目カレイ科マコガレイ属

標準和名:マコガレイ

英名:Marbled sole

学名:Pleuronectes yokohamae(Gunther)

マコガレイの生態

水深100m以浅の砂泥底に生息する。2~3年で全長17~27cmになり成熟する。全長は最大で雄は35cm、雌は45cmあまりになる。

産卵は12月から3月にかけて、水深10~40mの海底で産卵する。卵はカレイの仲間では例外的な沈性粘着卵で形は球形、直径は約0.8mm前後である。

生まれたときから成魚のように平たい形をしているわけではなく、ふ化直後は全長2mm前後で細長い魚体をしており、浮遊生活をしている。全長9mm頃から体高が増えて体が側偏し、左眼が移動を始める。全長12mmになる頃には成魚と同じような姿になり、底生生活をするようになる。

肉食で浮遊期には動物プランクトンを食べ、底生生活に移り成魚になると多毛類(ゴカイなど)、甲殻類(エビ・カニなど)や二枚貝の水管などを食するようになる。

マコガレイの種苗生産紹介

1.採卵~卵管理水槽への収容

マコガレイ種苗生産(採卵)

マコガレイの産卵期が近づくと県内の漁業協同組合等の協力を得て、十分に成熟した親魚を確保します。
マコガレイは自然産卵による受精卵の確保が困難なため、富津生産開発室では人工受精卵を確保します。
成熟した雌の腹部を押して、卵を採取します。

マコガレイ種苗生産(媒精)

雄から採取した精子を卵にかけます。

マコガレイ種苗生産(受精)

卵に精子が行き渡るよう、鳥の羽で混合します。

海水を加えると受精が開始されます。

マコガレイ種苗生産(卵管理)

マコガレイの受精卵は粘着性があります。

卵管理水槽の底面に付着し、新鮮な海水で管理された卵は約1週間でふ化し始めます。

2.種苗生産開始~移槽

マコガレイ種苗生産(仔魚飼育水槽)

ふ化したマコガレイ仔魚は20トン水槽6面に必要な分だけ収容して飼育を開始します。

餌は最初はワムシを与え、大きくなってきたらアルテミアや配合飼料を与えます。

マコガレイ種苗生産(ふ化後15日齢仔魚)

ふ化後15日目のマコガレイです。まだ目が両側にあって水槽内を普通の魚と同じように泳いでいます。

マコガレイ種苗生産(40mmに達したふ化後50日齢種苗)

ふ化後50日目のマコガレイで全長は17mmくらいです。既に目は片側に寄って水槽の底で生活をしています。

マコガレイ種苗生産(17mmにおける取上げ)

マコガレイの全長が17mmを超えると20トン水槽では狭くなるので、取り上げて大きな水槽(100トン水槽)に移します。

3.中間育成

マコガレイ種苗中間育成(100t水槽への移送)

取り上げたマコガレイは、フィッシュポンプで100トン水槽に移されます。

 

マコガレイ種苗中間育成(90t水槽への移送)

100トン水槽ではアルテミアや配合飼料を与えて放流サイズ(40mm)まで育てます。

 

マコガレイ種苗中間育成(40mm種苗)

マコガレイの全長が40mmを超えると放流サイズです。

4.放流

※放流は漁業協同組合が実施しています。

マコガレイ種苗の輸送(トラック)

放流サイズになったマコガレイは水槽から取り上げてトラックのダンベ(小型の水槽)に収容し、放流場所近くの漁港まで運びます。

マコガレイの輸送(漁船)

漁港まで運ばれたマコガレイは漁船に積み替えられ沖まで運ばれます。

 

マコガレイの放流(漁船)

放流場所まで運んで放流します。

 

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部水産総合研究センター種苗生産研究所富津生産開発室

電話番号:0439-65-4367

ファックス番号:0439-65-2979

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