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更新日:令和5(2023)年6月2日

ページ番号:588564

令和4年度セクシュアルハラスメント及び体罰に関する実態調査の結果について

調査の目的

令和4年度に実施した、千葉市立学校を除く、すべての公立学校の児童生徒及び職員を対象としたセクシュアルハラスメント(以下「セクハラ」という。)及び体罰に関する実態調査(セクハラ調査は平成16年度からすべての県立学校で実施、体罰調査は平成24年度から実施)の結果の概要がまとまりました。

この調査は、各学校が、学校におけるセクハラ及び体罰に関する実態を把握し、効果的防止策を講じ、よりよい学校環境を構築するために実施しているものです。

調査方法

(1)調査対象

千葉市立学校を除く、すべての公立小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、特別支援学校に在籍するすべての児童生徒及び職員(臨時・非常勤職員を含む。)を対象とした。ただし、産休、育児休業、休職、療養休暇中の職員は除いた。なお、小学校、特別支援学校の児童生徒については、家庭に持ち帰り、保護者が確認する等の配慮を行った。

(2)調査期間

令和4年12月1日(木曜日)から令和5年1月31日(火曜日)まで

(3)その他

  • 学校の実情に応じて、家庭に持ち帰り記述することを可としている。
  • 今回の調査から、市立高等学校(千葉市を除く。)の生徒を調査対象とした。
  • 児童への説明資料として、「大切な『プライベートゾーン』について知りましょう。」を設けた。

セクシュアルハラスメントに関する実態調査の結果について

1概要

(1)100人あたりのセクハラと感じ不快だったと回答した人数

生徒
  • 児童生徒全体0.10人(昨年度比実数で43人増加)
    • 高等学校生徒0.20人(昨年度比0.01人減少)
    • 特別支援学校児童生徒0.17人(昨年度0.10人減少)
    • 小学校児童0.03人(昨年度比0.01人増加)
    • 中学校生徒0.15人(昨年度比0.03人増加)
職員
  • 高等学校職員0.45人(昨年度比0.09人減少)
  • 特別支援学校職員0.51人(昨年度比0.24人減少)
  • 県立中学校職員0人(昨年度比変化なし)

(2)セクハラと感じ不快だったと回答が多かった項目

(1)県立高等学校生徒
  • 「容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった」(0.04%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.04%)
  • 「不必要に身体に触られ、不快であった。」(0.03%)
(2)特別支援学校児童生徒
  • 「男のくせに、女のくせに等と言われ、不快であった。」(0.05%)
  • 「不必要に身体に触られ、不快であった。」(0.05%)
  • 「容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった」(0.02%)
(3)中学校生徒
  • 「不必要に身体に触られ、不快であった。」(0.05%)
  • 「容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。」(0.03%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.02%)
  • 「男のくせに、女のくせに等と言われ、不快であった。」(0.02%)
(4)小学校児童
  • 「不必要に身体に触られ、不快であった。」(0.02%)
  • 「容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。」(0.004%)
  • 「性的な話・冗談等を言われ、不快であった。」(0.001%)

2調査実施後の対応状況

(1)セクハラと感じ不快だったと回答した児童生徒への対応

各学校では、セクハラを受けたと回答した児童生徒に対し、セクハラ相談員が個別に面談して、状況を確認し、職員や児童生徒への指導や注意、職員による全体研修、児童生徒への人権教育等を実施した。

なお、処分等にあたるものはなかった。

(2)無記名でセクハラと感じ不快だったと回答した児童生徒への対応

無記名でセクハラを受けたと回答した児童生徒に対しては、各学校で再度相談を呼びかける対応をした。申し出のあった児童生徒に対しては、(1)と同様の対応をとった。

なお、処分等にあたるものはなかった。

3集計結果

(1)児童生徒編

<1>回答者数及びセクハラと感じたと回答した人数

  年度

(令和4年度)
回答者数

(令和4年度)
回答数

(令和4年度)
割合%

(令和3年度)
回答者数

(令和3年度)
回答数

(令和3年度)
割合%

県立高等学校 85,273 172

0.20%

  84,037

174

0.21%

特別支援学校 5,720 10 0.17%

 5,564

15

0.27%

中学校 110,196 164 0.15% 115,108 136 0.12%
小学校 227,239 78 0.03% 236,351 56 0.02%

 なお、郵送による提出数は512通であった。

<2>セクハラと感じて不快だったと回答した主な内容

【県立高等学校】生徒の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体85,273名、回答数:全体172名]

アンケート項目

全体

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

33

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。 32
不必要に身体に触られ、不快であった。

28

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。

24

性的なことについて質問され、不快であった。

9

性的なうわさを流され、不快であった。 1

【特別支援学校】児童生徒の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体5,720名、回答数:全体10名]

アンケート項目

全体

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。

3

不必要に身体に触れられ、不快であった。  3

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

1

【中学校】生徒の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体110,196名、回答数:全体164名]

アンケート項目

全体

不必要に身体に触れられ、不快であった。

70

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

27

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

19

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。 18

性的なことについて質問され、不快であった。

4
性的なうわさを流され、不快であった。 3

【小学校】児童の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体227,239名、回答数:全体78名] 

アンケート項目

全体

不必要に身体を触られ、不快であった。

40

容姿等の身体的特徴を話題にされ、不快であった。

12

性的な話・冗談等を言われ、不快であった。

3

性的なことについて質問され、不快であった。

2

「男のくせに」、「女のくせに」等と言われ、不快であった。 1

(2)教職員編

(1)回答者数及びセクハラを受けたと回答があった人数

年度

(令和4年度)
回答者数

(令和4年度)
回答数

(令和4年度)
割合%

(令和3年度)
回答者数

(令和3年度)
回答数

(令和3年度)
割合%

県立高等学校

7,596

34

0.45%

7,531

41

0.54%

特別支援学校

4,127

21

0.51%

   3,998

30

 0.75%

県立中学校

37 0 0% 38 0 0%
(2)セクハラと感じて不快だったと回答した項目

[県立高等学校]職員の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体7,596名、回答数:全体34名]

アンケート項目

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。

19

性的な話・冗談等を言われたりメール等を送られ、不快であった。

7

不必要に身体を触られ、不快であった。

4

性的なうわさを流され、不快であった。 1
性体験や性的なことについて聞かれ、不快であった。 1
上記のことをされ、拒否すると人事や仕事上で不利になると言われた。 1

[県立特別支援学校]職員の主な回答(複数回答)
[回答者数:全体4,127名、回答数:全体21名]

アンケート項目

全体

容姿・年齢・結婚・妊娠等を話題にされ、不快であった。

12

不必要に身体に触れられ、不快であった。

2

性的な話・冗談等を言われたりメール等を送られ、不快であった。

1

性的なうわさを流され、不快であった。 1

(3)記名の状況について

平成18年度調査からアンケートについては、原則記名としているところである。

児童生徒
区分

(県立高等学校)

記名した生徒の割合

(県立高等学校)

セクハラを受けたと

回答した生徒のうち

記名した生徒の割合

(県立特別支援学校)

記名した児童生徒の割合

(県立特別支援学校)
セクハラを受けたと

回答した児童生徒の

うち記名した児童生

徒の割合

令和4年  97.3% 66.7% 93.1% 81.8%
令和3年度 98.0% 70.4% 93.0% 95.7%
令和2年度 97.5% 76.2% 94.2% 82.1%

令和元年度

96.8%

56.0%

92.8%

66.7%

平成30年度

94.8%

50.0%

92.6%

76.5%

(4)セクハラ以外のハラスメントを受け不快だったと回答した人数

平成28年度から新たに質問項目を設定し、実施したところ、児童生徒においては、県立高等学校で165人(0.19%)、特別支援学校で10人(0.17%)、中学校で107人(0.10%)、小学校で800人(0.35%)であった。具体的な事案の例として、「授業で名前いじりをしたり、呼び捨てにしたりする先生が不快である。」、「他の生徒と比較する発言をされ不快であった。」等といった教員の対応や発言によるものがあった。また、教師が生徒に「お前使えない。お前いらない。」と言っているのを聞いて不快であった。」等の体罰的要素の言動によるものがあった。なお、セクハラ相談員等が、追跡調査等を行ったところ、教員から児童生徒に対するセクハラ以外のハラスメントの具体的相談について、処分等にあたるものはなかった。また、教職員においては、県立高等学校で104(1.37%)、県立特別支援学校で87人(2.11%)であった。

体罰に関する実態調査の結果について

【概要】

1調査内容

各学校において、令和4年度の体罰の実態に係るアンケート調査を実施し、体罰の事実を確認した件数及び事案の概要を各県立学校及び各市町村教育委員会から報告する。

2調査結果

実態調査の結果、体罰として記入したのは0件であった。

(1)アンケートから確認し、体罰の疑いがあると報告された件数

学校種

小学校

中学校

高等学校

特別支援学校

合計

令和4年度 0 0 0 0 0
令和3年度 0 0 0 0 0
令和2年度 0 0 0 0 0
(2)発生の場面について

発生の場面

部活動中

授業中

その他

合 計

令和4年度 0 0 0 0
令和3年度 0 0 0 0

令和2年度

0

0

0

0

【参考】

1体罰の事案での令和4年度中の処分の状況について(令和5年3月31日現在)

(1)体罰の事案での処分の状況について(事故発生年度と処分年度は一致しない)

学校種

免職

停職

減給

戒告

小学校

0

0

0

0

中学校

0

0

0

0

高等学校

0

0

1

1

特別支援学校

0

0

0

0

合計

0

0

1

1

令和4年度に千葉県教育委員会の実施した体罰根絶の取組例

県初任者研修会及び中堅教諭等資質向上研修会、体育主任研修会等において体罰根絶について指導した。
  • 指導の中で、リーフレット「体罰なんかいらない!」を全参加者に提示し、「体罰根絶宣言」の周知徹底を図った。
  • 「不祥事根絶の取組について(通知)」等により、ルールを逸脱した場合は、懲戒処分の対象になること、部活動の指導においては、「部活動における体罰防止に関する取組について(通知)」に基づいた指導を行うよう改めて認識させた。 

お問い合わせ

所属課室:教育振興部教職員課管理室

電話番号:043-223-4036

ファックス番号:043-225-2374

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