ここから本文です。

ホーム > 教育・文化・スポーツ > 教育・健全育成 > 学校教育 > 学力向上 > 全国学力・学習状況調査 > 全国学力・学習状況調査の過去の結果 > 平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査の結果について

報道発表案件

更新日:令和4(2022)年8月4日

ページ番号:313484

平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査の結果について

発表日:令和元年7月31日
教育庁教育振興部学習指導課

平成31年4月18日(木曜日)に実施された平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査の結果について、その一部を公表いたします。
調査内容は、教科に関する調査(国語、算数・数学、英語(中学校))と生活習慣や学習環境等に関する調査(児童生徒質問紙調査及び学校質問紙調査)です。
教科に関する調査について、本県の状況は、全ての教科において全国平均を下回っている状況です。中学校数学については、全国平均に比べ平均正答率が1.8ポイント(2.8ポイント)低い状況です。
※()内は千葉市を除いた数。

1平成31年度(令和元年度)全国学力・学習状況調査実施状況の概要

  • 本年4月18日(木曜日)に、全国の小学校第6学年・中学校第3学年の全児童生徒を対象に「全国学力・学習状況調査」を実施。
  • 国語、算数・数学、英語(中学校)の調査のほか、児童生徒及び学校に対して、生活習慣や学習環境等について調査を実施。
  • 本県の調査実施校は、公立小学校等781校(670校)、公立中学校等383校(328校)の合計1,164校(998校)
    ※()内は、千葉市を除いた数。
    ※義務教育学校、特別支援学校含む。

2結果の概要

  • 教科に関する調査について
    すべての教科において全国平均を下回っている状況である。中学校数学については、全国平均に比べ平均正答率が1.8ポイント(2.8ポイント)低い状況である。
    ※()内は、千葉市を除いた数
  • 教科区分別調査結果

※上段は、千葉市を含む千葉県の平均正答率。中段は、千葉市を除く千葉県の平均正答率。下段()は、全国(公立)の平均正答率を示す。

小学校
小学校

令和元年度

平均正答率(%)

平成30年度

平均正答率(%)
※参考

国語

63

63
(63.8)

A70   B53

A70   B53

(A70.7)(B54.7)

算数

66

65
(66.6)

A62   B51

A62   B50

(A63.5) (B51.5)

中学校

中学校

令和元年度
平均正答率(%)

平成30年度

平均正答率(%)

※参考

国語

72

72
(72.8)

A76   B61

A76   B61

(A76.1)(B61.2)

数学

58

57
(59.8)

A64   B46

A64   B46

(A66.1) (B46.9)

英語

56

55
(56.0)

実施なし

※令和元年度から実施

<参考>

中学校

正答数(問)

平均正答率(%)

英語

(話すこと)
<全5問>

1.5

30.8

※文部科学省の発表に基づき、全国平均正答率は小数第1位まで、県平均正答率は小数点以下を四捨五入した結果を示す。
※中学校英語は、「聞くこと」「読むこと」「書くこと」の平均正答数及び平均正答率の結果を示す。
※英語「話すこと」調査は、全国総数のみを示す。

主な課題と対応策

教科ごとに様々な課題がみられるものの、共通した課題として「書くこと」や「記述式」といった「書く力」の項目が全国平均を下回る状況がみられる。

  • 国語「記述式」の問題
    本文中の文章を引用して書くことや、感じたことや考えたことを自由に書くことはできているが、複数の資料を読み取って考えを書くことや、文脈をおさえながら文章の続きを書くことに課題がみられる。
    日頃から条件を付けて書いたり、複数の資料を活用して書いたりする。
  • 算数・数学「記述式」の問題
    計算が成り立つ条件や問題解決の方法を算数・数学の言葉を用いて論理的に説明することに課題がみられる。
    根拠を意識しながら問題解決の方法をわかりやすく書く。
  • 英語学習指導要領領域「書くこと」
    与えられた情報に基づいて、文を正確に書くことに課題がみられる。
    伝えたい内容を正確な英語で表現することに課題がみられる。
    目的・場面・状況を説明するような言語活動を行う。

3今後の対応の予定

県教育委員会では、調査結果の詳細な分析を行い、その改善策を示すとともに、8月中に本調査結果を踏まえた授業改善リーフレットを作成する。また、本県の喫緊の課題として、「書く力」の育成を重点課題として捉え、その改善策を県内各学校に示し、学力向上を図る。

(1)書く力の向上をめざして

「『思考し、表現する力』を高める実践モデルプログラム」が示す4つの場面(「見出す」「自分で取り組む」「広げ深める」「まとめあげる」)において、書く活動を適切に取り入れることを、各教育事務所が実施する学校訪問等の際に指導・助言する。

(2)課題を踏まえた学習教材の提供

当該調査結果を踏まえ、課題となる問題を「ちばっ子チャレンジ100(小学校)」「ちばのやる気学習ガイド(中学校)」に具体的に示し、学習指導の改善に資する。

(3)自校の学力・学習状況を把握するために

各学校の課題分析を支援するために分析ツール及び分析の視点を示したリーフレットを配付する。さらに、分析の際には、自校の「書くこと」の学力状況を入念に分析するよう各教育事務所を通じて指導・助言する。

4その他

平成31年度(令和元年度)の千葉県の結果詳細について

詳しい資料については、「関連情報」のリンク先(文部科学省ホームページ・国立教育政策研究所ホームページ等)から御覧ください。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部学習指導課教育課程指導室

電話番号:043-223-4058

ファックス番号:043-221-6580

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?