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更新日:令和7(2025)年12月19日
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病気療養中の児童生徒がICT機器を活用して行う遠隔型のロボット相撲大会、「ロボットプログラミング選手権2024(病弱教育部門)」全国大会において、県立仁戸名特別支援学校が、見事優勝し、大会4連覇を達成した。
第3期千葉県教育振興基本計画の期間が令和6年度で満了となったことから、今後の千葉県教育の目指す姿とそれを実現するための施策を取りまとめた、「第4期千葉県教育振興基本計画」を策定した。
第4期計画では、千葉県の教育を取り巻く現状や社会情勢の変化を踏まえ、基本理念を「人生をしなやかに切り拓き、千葉の未来を創る『人』の育成」とするとともに、3つの基本目標の下、各種施策の推進に取り組んでいくこととしている。
教職員が業務に専念できる環境を構築し長時間勤務を改善するため、新たに以下の取組を実施した。
近年、学校だけでは解決が難しいトラブル事案が増えていることを背景に、行政による学校問題解決に向けた支援体制を構築するため、児童生徒安全課内に学校問題解決支援班を設置するとともに、3名の学校問題解決支援コーディネーターを配置した。
教員が子供と向き合う時間を確保することや県民の利便性向上を目的とし、県立学校(高等学校、特別支援学校、中学校)160校と本庁12課に対する問い合わせを統一ダイヤル(フリーダイヤル)で一括して受け付ける運用を開始した。
学校における多様で柔軟な働き方を可能にする制度の検討のため、県立学校において夏季休業期間中に「時差出勤」や「在宅勤務」の試行を行った。また、この結果を踏まえ、冬季休業期間中にも試行する。
児童生徒が登校している課業日ではなく、長期休業中に試行することで成果と課題を明らかにし、制度化に向けた検討を進めていく。
不登校児童生徒の多様な学びの場の充実を図るため、オンライン授業配信の対象者を拡大したほか、新たなモデル事業を開始するなど、不登校児童生徒への支援策の拡充を図った。
自分の教室にいなくても授業が受けられるオンライン授業配信「エデュオプちば」について、対象者をこれまでの中学生に加え、新たに小学校4~6年生も対象とした。
不登校児童生徒が通うフリースクールにおいて、多様な学びの観点から、有用性の高い取組の活動費等の一部を助成する事業を開始した。
補助額:1団体当たり1,000千円以内(下限100千円)
対象取組:フリースクールと学校等の連携のためのICTの活用、学習活動や社会性育成のための体験活動など
不登校などの理由により、外出することが難しい児童生徒が仮想空間であるメタバースを活用し、児童生徒同士や支援員と安心して交流できる居場所づくり事業を開始した。
対象:千葉県在住・在学の小学校4~6年生、中学生
開設期間:週2回(火曜日・木曜日) ※長期休業を除く平日
県教育委員会では、水産業の担い手が不足する中、水産系高校の活性化と人材育成のさらなる充実を図るため、水産系高校3校(銚子商業高校海洋科、大原高校総合学科[海洋科学系列]、館山総合高校海洋科)について、令和8年度千葉県公立高等学校入学者選抜から、県内で初めて「遠隔地生徒募集」を開始することを発表した。
既に国史跡に指定されている内裏塚古墳に、7基の古墳が追加指定された。内裏塚古墳は、古墳時代中期に作られた墳丘長144メートルの南関東最大の前方後円墳。
内裏塚古墳群は、この古墳を核として形成された千葉県最大級の古墳群となる。5世紀中頃から7世紀前半に至るまで、県内において大型古墳がつくられ続けている古墳群は他になく、東国の古墳時代を考えるうえでも非常に重要な古墳群である。
令和4年3月に策定した「県立高校改革推進プラン」に基づき、今後実施する県立高校改革の具体計画として「第2次実施プログラム」を取りまとめた。
このプログラムでは、「地域と連携協働する小規模校の活性化」、「水産や工業など職業系専門高校の学びの魅力化」、「多様なニーズに応える新しい学校づくり」、「進学指導や理数教育の強化」等を改革の柱として、活力と魅力ある県立高校づくりを進めていく。
国の文化審議会は、現在、千葉県指定文化財である鴨川市の「大山寺 不動堂、宮殿」を国重要文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申した。
大山寺は鴨川市にある、もと修験道の古刹。不動堂は、江戸後期、1802年の建築で、県内における寺院本堂の時代の指標として重要である。
また、その内部にある宮殿は、不動堂よりも古く1699年に造営されたもので、華麗な彫刻や極彩色が施されており、県内における大型宮殿の中でも古い事例として貴重である。
今回の答申後に指定されると、県内の重要文化財(建造物)の件数は30件となる。また、県内の重要文化財(建造物)の指定は令和2年以来5年ぶり、近世社寺建築では、昭和60年の市川市の法華経寺祖師堂の指定以来40年ぶりとなる。
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