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更新日:令和2(2020)年8月7日

ページ番号:315543

開催結果概要(平成29年5月29日開催分)-千葉県文化財保護審議会

1 日時

平成29年5月29日(月曜日)14時00分~15時50分

2 場所

千葉県庁中庁舎9階教育庁企画管理部会議室

3 出席者

【審議会委員】

松田会長、小池副会長、丸山委員、小笠原委員、吉良委員、白石委員、鈴木委員、三田村委員、成田委員、福田委員、矢島委員、神庭委員、佐野千絵委員

【教育庁】

奥山教育振興部長、萩原文化財課長、金井副課長、島立副課長ほか

議事報告

  • (1)指定文化財保存状況調査の報告について
    • 有形文化財(工芸品) 香取神宮古神宝類
    • 無形民俗文化財 武西の六座念仏の称念仏踊り
    • 天然記念物 上岩橋貝層

(以下非公開)

  • (2)指定対象文化財の調査報告について
  • (3)指定対象文化財の調査について
  • (4)指定文化財保存状況調査について
  • (5)その他

5 委員の意見等

【香取神宮古神宝類】(香取市)

事務局:「香取神宮古神宝類(古文書)」について配付資料に沿って説明。

(説明の概要)

○文化財の概要説明。

○保管環境の説明。

  • 昭和15年に行われた軸装に糊染みや糊剥がれ、錆染み等が認められた。
  • 裏打ち紙が硬いためか、一部に力がかかるため取扱いの注意が必要。
  • 箱内に防虫剤を入れることを提案。
  • その他の文書について、中性紙箱に防虫剤を入れて収納することを提案。

議長:(担当委員からの補足説明を指示)

委員:昭和15年の修理による傷みが出ている。公開しているわけではないので、直ちに状態が悪化することは考えられないが、軸装を替えることも状況を改善する方法のひとつである。

委員:錆が出ることは一般的には考えられない。一時的に保管環境が悪かった可能性も考えられる。

委員:昭和15年の修理材料等が良くなかった可能性が考えられる。経過を観察し、必要であれば装丁をし直すことも考えながら、保護に努めてもらいたい。

【武西の六座念仏の称念仏踊り】(酒々井町)

事務局:「武西の六座念仏の称念仏踊り」について配付資料に沿って説明。

(説明の概要)

○文化財の概要説明。

○保存管理団体の実施状況の説明。

  • 平成20年に最後の活動を行った後、12年が経過した。
  • 様々な努力を行ったが、後継者が育たなかった。
  • 記録映像を県と市で作成し、用具も保管されている。

議長:(担当委員からの補足の説明を指示)

委員:後継者がいないという難しい問題がある。映像と道具が残っていれば、復活する場合に十分に参考となる。

 

委員:関東地方のどこでも、念仏行事を支える基盤がなくなっており、やむを得ないと思う。

 

委員:本資料以外のものも含め、記録映像のデジタル化が必要と思われるがいかかが。

事務局:県作成のものは既にデジタル化し、活用可能である。市町村作成のものについては、確認の上、デジタル化と公開を進めていきたい。

議長:後継者の問題は大きい。それに変わるものがデジタル映像であるが、その果たす役割は大きいと思われるので、その点にも留意し、保護に努めてもらいたい。

【上岩橋貝層】(印西市)

事務局:「上岩橋貝層」について配付資料に沿って説明。

(説明の概要)

○文化財の概要説明。

○看板の設置状況や周辺環境等について説明。

  • 保存管理の方法として、年に1回程度の草刈りと必要に応じた草刈りを提案。
  • 貝層上部の大木については、台風や強風時に倒れた際に貝層に影響を及ぼす恐れがあり、強風や豪雨後の確認が必要である。

議長:(担当委員からの補足の説明を指示)

委員:治山工事等により露頭貝層自体が少なくなる中で、良好な露頭貝層として貴重である。看板等もあり、周辺環境と合わせて問題は見当たらない。

議長:周辺環境も含め、良好な保存状況とのことなので、引き続き保護に努めてもらいたい。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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