国指定史跡の追加指定について
発表日:令和5年10月20日
教育振興部文化財課
国の文化審議会(会長 佐藤 信)は、令和5年10月20日(金曜日)に開催された同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、文部科学大臣に対し、史跡「山野貝塚」(袖ケ浦市)及び史跡「下総小金中野牧跡」(鎌ケ谷市)について、追加指定するよう答申しました。
千葉県内の史跡の件数等について変更はありません。
1 史跡 山野貝塚の追加指定
(1) 種別及び名称
史跡「山野貝塚」(袖ケ浦市)
(2) 史跡指定年月日
平成29年10月13日
(3) 所在地
袖ケ浦市飯富字山野3516番8ほか
(4) 概要
東京湾東岸(房総半島西部)に位置する縄文時代後期から晩期の大型馬蹄形貝塚です。
この地域に集中する大型貝塚群の中で、現存する事例としては最南端に位置します。
現在でも馬蹄形の貝塚の形状をそのまま見ることができます。
出土した魚類遺体は、東京湾東岸の中央部に位置する地理的特徴をよく表しています。
今回、条件の整った区域を追加指定します。
2 史跡 下総小金中野牧跡の追加指定
(1) 種別及び名称
史跡「下総小金中野牧跡」(鎌ケ谷市)
(2) 史跡指定年月日
平成19年2月6日
(3) 所在地
鎌ケ谷市東中沢二丁目377番9ほか
(4) 概要
江戸時代、幕府が軍馬育成のため設けた牧の遺跡であり、幕府による軍馬生産の様相を知る上で重要です。放牧していた野馬を捕らえる「捕込」と呼ぶ施設と野馬土手からなります。
今回、条件の整った部分を追加指定します。
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