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更新日:令和5(2023)年3月1日
ページ番号:315254
(そめやけじゅうたくしゅおくほか)
写真提供:柏市教育委員会
国登録有形文化財(建造物)
8棟(主屋、風呂場、前蔵、文庫蔵、肥料小屋、井戸屋形、稲荷社、長屋門)
平成31年3月29日
柏市鷲野谷字稲荷内24(個人)
手賀沼南岸の高台にある名主宅。敷地中央に東面して建つ主屋は寄棟(よせむね)造り平屋(ひらや)建てで、正面北端に曲屋(まがりや)状に土間を突出する。内部は表中央部の18畳を中心に室を配し、南奥を座敷とする。県西部屈指の規模を誇る大型民家である。主屋土間部の背面に寄棟造り平屋建ての風呂場、主屋前方に土蔵(どぞう)造り二階建ての前蔵(まえぐら)、主屋主体部の背面に土蔵造り二階建ての文庫蔵(ぶんこぐら)が建ち、県西部の上層農家の伝統的な構成を伝えている。敷地の北端に南面して建つ木造平屋建ての肥料小屋(ひりょうごや)と、前蔵の北側に建つ井戸屋形(いどやかた)は簡明な建物だが、いずれも農家の生活空間の構成に欠かせない付属建物である。敷地北西隅の高台に建つ稲荷社(いなりしゃ)は当家の屋敷神(やしきがみ)で、切妻(きりづま)造りの覆屋(おおいや)内に三間社流(さんげんしゃながれ)造りの社殿を納める。敷地南辺の中央部に寄棟造り平屋建ての長屋門(ながやもん)が南面して建ち、上層農家の各式ある表構えを形成している。
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