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更新日:令和7(2025)年1月30日
ページ番号:315301
(あきもとけじゅうたくどぞう)
写真提供:流山市教育委員会
国登録有形文化財(建造物)
1棟
平成30年5月10日
流山市流山二丁目109-1(個人)
江戸川の水運やみりん醸造で栄えた流山本町、閻魔堂(えんまどう)横丁に建つ。所有者である秋元家は、白みりん(天晴(あっぱれ)みりん)の醸造元として知られる秋元三左衛門家の分家筋に当たり、「秋藤(あきふじ)」の名称で親しまれてきた老舗である。明治期からこの土地で酒やみりんなどの卸小売業を営み、大正・昭和(戦前)期には酒・味噌の醸造も行った。土蔵は、同じく本町で呉服商を営んだ「三河屋」の蔵を明治期に秋元家が買い取り、移築したものであり、建築年代は江戸末期と推定される。
切妻造桟瓦葺妻入(きりづまづくりさんかわらぶきつまいり)。半間(はんけん)ごとに柱を立て小屋を二重梁(にじゅうばり)とし、戸前(とまえ)の観音扉は四段の掛子(かけご)塗りとされて堅牢な造りになっている。市街化著しい流山中心部にあって、地域の歴史的景観を伝える貴重な遺構である。
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