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更新日:令和7(2025)年1月30日
ページ番号:314959
(いいぬまほんけしゅおくほか)
写真提供:酒々井町教育委員会
国登録有形文化財(建造物)
6棟(主屋、離れ屋、前蔵、明治蔵、甲子蔵、裏門及び塀)
平成29年10月27日
酒々井町馬橋字場々106-1(個人)
飯沼家は、元禄年間(1688から1703)には当地に居住したと伝えられ、江戸後期より酒造業などを営んだ。
主屋は土間と二列六室からなり、材に残る蛤刃(はまぐりば)チョウナ仕上げの痕跡、貫(ぬき)の厚み、また古材から推定復原される平面形式により江戸中期の建築と推定される。大正期に2階や張出しの玄関、縁などを増築し、瓦葺の外観が整えられた。離れには茶室を備え、前蔵は置屋根形式で豪壮な小屋組みを持つ。明治蔵は明治中期に建築され、当初は醸造の中核施設だった。内部は1室の大空間で、上屋柱筋に2間おきに通し柱が立つ。甲子蔵(きのえねぐら)は昭和15年頃に建築され、切妻造に越屋根(こしやね)が付く。小屋組はクイーンポストトラスである。北西角に張出した応接室は、扇状に配った天井や幾何学模様の欄間など、様々な意匠を凝らす。
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