ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 安房エリアの市町 > 館山市の国・県指定および国登録文化財 > 小原家住宅主屋ほか
更新日:令和7(2025)年1月24日
ページ番号:315478
(おはらけじゅうたくしゅおくほか)
撮影:千葉県教育庁
国登録有形文化財(建造物)
6棟(主屋、離れ、米蔵、文庫蔵、長屋門、表門)
平成29年6月28日
館山市南条54(個人)
小原家は代々農業を営んだが、七代目小原金治は政治家・実業家としての道を歩み、県会議員や衆議院議員を務めたほか房総遠洋漁業株式会社や安房銀行の経営にも携わった。主屋の主体部は明治29年に、離れは昭和4年に、いずれも金治が建築した。
主屋は寄棟造で下屋庇(げやびさし)を廻らし玄関を付す主体部の西に台所部や土間部を接続する。土間部は安政6年(1859)頃に三代目小原金兵衛が建築し、明治29年に建築された主体部は六間取で、奥座敷は床の間の両側に床脇(とこわき)を設けた豪壮な意匠。台所部は昭和前期の増築である。近世から近代への増改築の変遷をよくとどめている。離れは内部が座敷と茶室からなり、座敷には床脇の円窓など独自の意匠が見られる良質な建物。主屋の西には米蔵、文庫蔵、敷地南には旧長屋門が建つ。表門は量感のある造りで家紋入の瓦を用い、表構えに風格を添えている。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください