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更新日:令和7(2025)年1月21日
ページ番号:314945
(ごとうけじゅうたくしゅおくほか)
写真提供:市川市教育委員会
国登録有形文化財(建造物)
2棟(主屋、稲荷社)
平成29年6月28日
市川市新田1-296(個人)
後藤家は代々大地主として地域の指導的立場にあった。主屋は大正15年に後藤仁助(にすけ)が建築。仁助は2代目市議会議長を務め、国府台高等女学校(現:平田学園国府台女子学院)や日出学園の創設、市川信用組合(現:東京ベイ信用金庫)の創立などに尽力した。
大正15年に建築された主屋は、玄関右手に洋風応接室を設け、左手に茶の間・寝室など私的空間を配する。南棟の座敷は銘木を用いた本格的な座敷飾を備える。中廊下を設けると共に、東・南面の縁ではガラス戸を用いて開放性を高めるなど、様式美に加え機能性を備えた良質な近代和風建築である。また稲荷社は一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の装飾を抑えた素朴な造形であり、昭和戦前期の地域の景観を今に伝えている。
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