ここから本文です。

更新日:令和6(2024)年3月15日

ページ番号:315384

鈴木家住宅主屋ほか

(すずきけじゅうたくしゅおくほか)

鈴木家住宅主屋ほか

種別

国登録有形文化財(建造物)

登録内容

主屋・石蔵・稲荷社・井戸・石垣、3棟2基

登録日

平成22年1月15日

所在地(所有者)

富津市金谷字上原2288-1ほか(個人)

概要

かつて鋸山では房州石が盛んに産出された。鈴木家は、その切り出しを中心とした石材業者の家である。随所に良質の房州石が多用されており、なかでも石蔵には最上級の房州石が使われている。現在は、金谷美術館の施設として「石と芸術のまち金谷」の活動拠点となっている。

主屋は、昭和28年(1953)の建築で、東西17m、南北11mの木造平屋建。旧金谷村の本道に面する敷地の中央に南面して建つ。寄棟造の主棟に落棟を付ける複雑な桟瓦葺屋根を造り、下屋をまわす。基礎や風呂場などに地元産房州石を使い、洋間天井の鏝細工のアカンサスなど見応えがある細部をもっている。

石蔵は、明治35年(1902)の建築で、石造2階建。主屋の西北に位置する。東西棟の桁行4.9m、梁間7.6m。寄棟造の妻入、桟瓦葺屋根で、東面に平屋建を取り付ける。主棟の棟積や鬼瓦は大振りで、重厚感をもつ。房州石の中でも最上級とされる桜目の石を丁寧に積み上げた石蔵で、成熟した石造の技法を示している。

その他、稲荷社は昭和28年(1953)築で、石造。井戸は昭和前期の石造。石垣は大正前期のもので、門を挟んで東側30m、西側25mの長さをもち、独特の街路景観をつくっている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?