ここから本文です。
ホーム > 教育・文化・スポーツ > 歴史・文化 > 文化・文化財 > 文化財 > 市町村別の国・県指定および国登録文化財 > 安房エリアの市町 > 館山市の国・県指定および国登録文化財 > 館山市の有形文化財(建造物) > 巴橋
更新日:令和2(2020)年8月20日
ページ番号:315451
(ともえばし)
国登録有形文化財(建造物)
1基
平成19年10月2日
館山市犬石字巴9-1地先(館山市)
館山市南部をほぼ東西に貫流する巴川の下流に架かる道路橋。明治期の石造単アーチ橋で、地元犬石の職人、島田岩吉が設計して築いた橋だと伝わっている。図面等の資料は残っていないが、明治期になって次々と導入された西洋の技術が、安房地方の職人間にも普及してきていたことがよくわかり、関東に残る明治期建設の石造アーチ橋として高く評価される。
明治39年(1906)の築工で、岩盤上に造られ、長さ11m、幅3m。橋の両側には石垣を接続する。方形に整えられた比較的大きな地元産の凝灰岩質の砂岩を、目が横に通るように積み上げる布積という工法で築いている。
なお、同様な石造アーチ橋でよく知られるものに、南房総市白浜町の長尾橋がある。こちらは明治21年(1888)の架橋で、「めがね橋」の愛称で親しまれ、県内では唯一、3つのアーチをもつ石橋として、県指定有形文化財(建造物)となっている。
関連リンク
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください