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更新日:令和5(2023)年10月6日
ページ番号:314702
(おおやりょかん)
国登録有形文化財(建造物)
1棟
平成11年7月8日
大多喜町新丁64(個人)
大多喜城下、夷隅神社を核として形成される新丁地区の参道脇に位置する門前宿。江戸期から続く老舗旅館で、明治24年(1891)歌人・正岡子規が学生時代、房総の旅に出た折、当所に泊まったともされている。また、同館では大正期から昭和初期にかけ、旅館業のほかにアメリカの自動車会社フォードの車を使用した乗合自動車事業も営んでいたという。今も旅館を営むが、往時の面影を残す建物として、ドラマや写真集のロケ地としても利用されている。
現在の建物は、明治18年(1885)頃の建築で、南北棟、木造2階建。瓦葺切妻屋根の平入で、正面2階左右の戸袋に大きく屋号を漆喰で表している。
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