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更新日:令和6(2024)年8月29日
ページ番号:314768
(ほしのけやっきょくてんぽほか)
国登録有形文化財(建造物)
店舗・調剤室・門、3棟
平成11年7月8日
長生郡長南町長南2574(個人)
旧長南宿は房総往還道の宿場町として栄えたところ。星野薬局はその中心に位置し、創業300年余と伝わる。伊勢国長島藩の御典医見習であった増井道益が、元禄2年(1689)当地に移り住み、医院兼薬屋を開業したのがはじまりという。
店舗は、明治期のもので、間口4間、奥行3間半の妻入土蔵造2階建、壁は黒漆喰塗、瓦葺切妻屋根である。正面のサッシ類を除いては、明治28年(1895)の「千葉県博覧図」に描かれた外観とほとんど同じで、ほぼ当時のまま保存されている。
調剤室は、店舗の北側、1間分の通路を隔てて建つ。同じく明治期の建築で、平入の土蔵造2階建、瓦葺切妻屋根となっている。間口2間の妻を街道に向け、街道側には店舗と調剤室の2棟を繋ぐように庇が架けられている。この庇も「千葉県博覧図」に描かれており、当初から店舗と一体的に造られたものと推測される。
門は、慶応2年(1866)の建築で、木造、瓦葺。店舗の南側に建つ。門の両側にある袖塀とともに、門前に台形の呼び込み部をつくっている。屋敷構えを構成する主要素であり、街道沿いの景観を整えるうえでも大きな役割を果たしている。
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