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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315043
(きゅういわさきけすえひろべっていしゅおくほか)
国登録有形文化財(建造物)
主屋・東屋・石蔵、3棟
平成25年12月24日
富里市七栄650-25(富里市)
当地にあった末廣(すえひろ)農場内に設けられた岩崎久彌(いわさき・ひさや、1865~1955)の別邸。末廣とは、そもそも地元の土地呼称で、扇のように開く独特の地形であったことから、そう名付けられたもの。
岩崎久彌は、日本の実業家で、旧三菱財閥3代目総帥。久彌は、戦後の財閥解体・農地解放後、東京の本邸を離れこの別邸に移り住み、農牧改良事業に余生を捧げた。平成24年10月に土地と建物が富里市に寄贈され、現在は市が管理している。
主屋は、昭和2年(1927)の建築で、中庭をもつ大規模な木造平屋建、瓦葺。特に外周のガラス障子の意匠は秀逸で、周囲に巡らせた庇とともに、軽快で瀟洒な外観をもっている。主屋の南に位置する東屋は、昭和初年のもので、数寄屋意匠を加味した開放的な建物である。石蔵も同じく昭和初年のもので、主屋の東に建ち、木造の周囲に大谷石を積み、軒下まで丁寧にスクラッチタイルを貼った独特な形式を備えている。
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