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更新日:令和6(2024)年9月11日
ページ番号:315264
(とべごえもんけじゅうたくしゅおくほか)
国登録有形文化財(建造物)
主屋・土蔵・倉庫・米蔵、4棟
平成19年10月2日
野田市中野台字川岸699-3ほか(個人)
江戸川の野田上河岸にあった河岸問屋。河川改修にともない曳家されている。主屋は、明治26年(1893)頃のもので、昭和4年(1929)頃増築・昭和24年(1949)曳家。桁行8間半、梁間6間の大規模な建築で、寄棟造桟瓦葺とする。増築された2階建の洋館は外壁モルタル塗で、2階に縦長窓を配した応接室を設けている。良質な遺構で、河岸の繁栄を伝える。
土蔵は、昭和4年(1929)建築、昭和24年(1949)曳家で、洋館の奥に建ち、洋館との間に蔵前を設ける。桁行3間、梁間2間、土蔵造の切妻造妻入桟瓦葺で、2階建とし、1階床下も物入として利用する。外壁は漆喰仕上げ。重厚ななかに、庇付の窓や太い折釘、2段に作られた水切りなどが変化を与えている。
倉庫は、昭和24年(1949)の建築で、主屋の西南、江戸川堤防に面して建つ。桁行8間、梁間3間と規模が大きく、木造2階建、寄棟造桟瓦葺とし、平側に吹抜け下屋を設けている。外壁はモルタル塗一部下見板張。内部は桁行で2分され、川側に居室、主屋側には吹抜けの広い収納スペースを設ける。
米蔵も同じく昭和24年(1949)の建築で、主屋の東南、通り沿いに位置する。桁行5間、梁間2間の寄棟造妻入桟瓦葺の木造平屋建である。外壁はモルタル塗。内部は桁行で2分され、入口側は米や味噌などを収蔵する蔵、背面側は養蚕部屋として使用されたという。歴史的な屋敷構えを構成する一要素である。
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