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更新日:令和2(2020)年8月20日
ページ番号:315258
(こうふうかいかん)
国登録有形文化財(建造物)
1棟
平成9年7月15日
野田市野田250(財団法人興風会)
興風会館は、野田において約300年余、醤油の醸造に携わり、キッコーマンの創立者でもある茂木、高梨両家が設立した興風会によって、昭和4年(1929)に建築された。鉄筋コンクリート造4階建の会館で、講演会をはじめ展覧会、映画会などが開催され、地域に密着した施設として親しまれてきた。建物の設計は、明治大学駿河台校舎などを手がけた大森茂。
ファサード(正面デザイン)はルネサンス風の左右対称の意匠を基調とし、玄関はゆったりとしたロマネスク風の半円アーチから構成され、落ち着いた雰囲気をつくり出している。また、窓は正方形や半円アーチの小振りな窓や丸窓が設けられるなど、全体的に威圧的な雰囲気はなく、親しみやすいデザインとなっている。2階講堂の巨大な吹き抜け空間や、階段手すりのうねるような形、暖炉のデザイン、アールデコ風の照明器具など、意匠にも見どころが多い。この建物は、野田市内における洋風建築の代表作といえる。
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