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更新日:令和2(2020)年8月20日
ページ番号:315261
(のだししみんかいかんしゅおくほか)
国登録有形文化財(建造物)
主屋・茶室、2棟
平成9年5月7日
野田市野田字谷端370(野田市)
野田は、近世より醤油産業の中心地であった。この建物は、醤油醸造で有名な茂木佐平治の邸宅で、佐平治は野田や流山の醤油醸造家一族とともに、大正6年(1917)の野田醤油株式会社(キッコーマン株式会社の前身)の設立に関わっている。
主屋は、木造平屋建瓦葺、寄棟造の家屋で、大正13年(1924)に完成。入母屋造の屋根をのせた車寄せが付く玄関、広間を中心とした接客部や奥の居室から構成されている。庭園に囲まれた純和風の趣きのある邸宅は、大正期の和風住宅の好例で、大変貴重である。
茶室は、明治初期のもので、主屋の東側に建ち、木造平屋建、柿葺(こけらぶき)の屋根をもつ。造りは簡素だが、吟味された材料を用いた内部の造りは、技術的に高度なものである。この茶室は「松樹庵」ともよばれ、南側には腰掛待合(茶会に参加する客が連客と待ち合わせ、亭主の迎えを待つ場所)や蹲(つくばい、茶室の入口などに設けてある低い手水鉢)、灯籠が一体的に残っているなど、往時の面影をよく残している。
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