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更新日:令和5(2023)年3月1日
ページ番号:314903
(ちばしみんぎゃらりー・いなげ)
国登録有形文化財(建造物)
1棟
平成9年5月7日
千葉市稲毛区稲毛1-8-35(千葉市)
東京・浅草で「電気ブラン」など、洋酒を普及させ、また、本格的なフランスワインの醸造技術を導入したことで知られる、明治・大正時代の実業家・初代神谷伝兵衛(1856~1922)の別荘だったもの。大正7年(1918)の建築で、鉄筋コンクリート造りの建築物としては千葉市内で最も古く、全国的に見ても初期のものである。
1階正面にはロマネスク様式風の5連アーチが並ぶ、吹き放ちの柱廊が配置され、2階は非対称になった変化のある洒落た外観で構成されており、建物全体の外壁は白色タイルで仕上げられている。建物内部は、1階が本格的な洋間であるのに対して、2階は数寄屋風の和室となっている。玄関天井のシャンデリアの中心飾りには葡萄をモチーフとしたレリーフが施され、また2階の床柱に葡萄の巨木を用いているなど、ワイン王といわれた神谷伝兵衛を偲ばせる意匠が施されている。
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