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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:315131
県指定天然記念物
昭和49年3月19日
香取市香取1697-1(香取神宮)
香取神宮は、祭神に経津主大神を奉り、社伝によると宮柱の創立は神武天皇18年と伝えられている。『日本書紀』には、東国香取の地にあることがと記され、古来より国家鎮護の神として崇拝され、古代の東国では鹿島神宮と並んで「神宮」の社号をもつ。また、『日本後紀』弘仁3年(812)には20年ごとに社殿などを造り直す式年遷宮の記載がある。現在の社殿は元禄13年(1700)に徳川綱吉によって造営されたもので、本殿・楼門は国の重要文化財に指定されている。
香取神宮の社叢林は、古くから信仰の場として保護されてきたため、幹周りが3mをこすスギの巨木が林立しており、イヌマキやモミ、クロマツの大木なども見られる。亜高木層にはスダジイ、シラカシ、サカキ、ヒサカキが、低木層にはスダジイ、ヤブツバキ、ネズミモチ、タブノキ、シロダモなどの常緑広葉樹が数多く生育し、草木ではオニヒカゲワラビやトキホコリなどの湿った環境を好む希少種が生育し、アスカイノデ、フモトシダ、イワガネソウ、ベニシダというシダ類も多い。
スギの老齢林として県内で有数なものであり、学術的価値からみても貴重な森林である。
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