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更新日:令和5(2023)年9月5日
ページ番号:314625
(さるたじんじゃのもり)
県指定天然記念物
昭和49年3月19日
銚子市猿田1675-21ほか(猿田神社)
猿田神社は神護景雲2年(768)に、称徳天皇から神戸を寄進されたと伝わる古社で、源頼義、義家、頼朝や足利氏、千葉氏などの崇敬が篤く、神領や宝物が寄進されてる。
猿田神社の森は県指定有形文化財である猿田神社の社叢林として大切にされてきた。林は、社殿南側のスダジイが優占する林と、東側のスダジイとアカガシが優占する林に大別される。社殿南側のスダジイ林は、高木層がスダジイによりほぼ占められており、亜高木層にヒサカキ、ヤブツバキ、ヤブニッケイが、低木層にはヒサカキ、ネズミモチ、スダジイ、ヤブツバキ、ヤブニッケイが見られる。社殿東側の林では、高木層にはスダジイ、アカガシ、モチノキが混交し、亜高木層を占める樹種は多様である。
両林とも林床にスダジイの幼樹が多く生えており、今後ともスダジイ林として持続してゆく可能性が高い。海岸や利根川沿いの斜面などを中心にタブノキ林が多くみられる海匝地域だが、猿田神社の森はその中にある典型的なスダジイ林として、学術的に価値のある森林である。
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