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更新日:令和2(2020)年10月7日
ページ番号:315493
(あまつのまるばちしゃのき)
県指定天然記念物
昭和10年11月12日
鴨川市天津2950(神明神社)
マルバチシャノキは、ムラサキ科の小型落葉高木で、海岸の日当たりの良い斜面に自生する。安房以西、四国、九州、沖縄、台湾などの暖地に分布し、5月ごろに枝の先に密集してやや大形の白い花がつく。黄色に熟した果実の中には、バナナの香りに似た果肉がある。
天津のマルバチシャノキは、当初4樹あったが現在は3樹である。神明神社境内の左手にあり、大きいものは幹回り1.6mになる。
海に近いことと、老木であることから枝葉に風害や塩害がみられ、昭和44年には付近で火災がおき、樹皮が剥がれている個体もある。
マルバチシャノキは、天津小湊町の各地域で自生しているが、この地域が分布の北限である。北限域の分布地を代表して神明神社の木を県指定天然記念物に指定している。
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