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更新日:令和6(2024)年2月8日
ページ番号:315102
(しゃくしづかこふん)
県指定史跡
昭和50年12月12日
香取郡多古町南玉造(個人)
しゃくし塚古墳は柏熊古墳群という古墳群に含まれている。かつては、しゃくし塚古墳を所在地の字名をとって柏熊古墳と呼んでいたことがある。柏熊古墳群は、多古町の北東部、太平洋に流れ込む栗山川中流域にあり、その支流常盤川との合流点を南に望む台地上に築かれている。古墳群には、しゃくし塚古墳のほかに円墳8基と前方後円墳1基が確認されており、合計10基を数える。しゃくし塚古墳はその8号墳にあたり、群中で個最大の規模を誇る。
墳形は前方後円墳で、全長82m、後円部径49m、前方部幅24m、墳丘の高さは後円部7m、前方部3mである。後円部墳頂部は広く平坦で、現状では墳丘周辺には周溝らしきくぼみは確認できない。後円部の直径に対し前方部が細い墳形は、前方後円墳としては古い時期の古墳の特徴といえる。
墳丘には盗掘されたと考えられる痕跡もなく、旧状をきれいに留めている。発掘調査歴はないが、墳丘からは埴輪壺の破片が採集されており、その特徴から、古墳の築造時期は4世紀後半頃であると考えられている。
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