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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315103
(たこのしいかごまい)
県指定無形民俗文化財
昭和50年12月12日
香取郡多古町多古(八坂神社)
毎年7月25・26日、八坂神社の祇園祭礼の際、高い柱の上で演じられる曲芸的な芸能である。本町・仲町・新町の人々により、宵宮、本祭りのそれぞれ夜7時頃から演じられる。
場所は神社の前に設けられた2間四方の特設舞台で、その南側中央に高さ12mのツグメと称する丸柱が立てられる。まずは笛の演奏にあわせて獅子・鹿・マンジュウが3人ずつ登場し、舞台の上で舞いはじめる。そのうち年番の町から出る「猿」が舞台に現れ、ツグメをよじ登る。宵宮では柱の途中まで登って終了となるが、26日の本祭りには、猿はどんどんツグメを登っていき、柱の途中で逆さ吊りになったり、先端近くの横木にぶら下がって体を前後に振ったり、と大技を披露する。横木で行う柱舞のあとは、横木に結んである扇を観客のほうに落して終わる。この扇を拾った者には幸運が授かるといわれている。
しいかご舞で使用している猿面の箱書きには天明元年(1781)の銘があり、江戸時代中期頃には行われていたと思われる。
ツグメは「つく舞」にも通じ、野田や茨城県龍ヶ崎のつく舞などと同系統の芸能である。
昭和51年(1976)12月25日に国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」にも選択されている。
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