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更新日:令和5(2023)年12月19日

ページ番号:314663

八日市場の盆踊り

(ようかいちばのぼんおどり)

八日市場の盆踊り

種別

県指定無形民俗文化財

指定日

昭和49年3月19日

伝承地

匝瑳市米倉・砂原地区

概要

 昭和20年頃まで、旧暦の七夕から盂蘭盆にかけての夜、東総地方で盛んに行われていた極めて素朴な盆踊りである。かつては若者達が楽しみにした娯楽でもあり、集落ごとに毎夜遅くまで催されていました。昭和30年代以降、急速に衰退し、現在は主に匝瑳市に伝わるだけとなっている。

 この盆踊りは、中央に置いた縁台に囃子方が座り、その周囲で円陣を組んで踊る単調な手踊りである。本来は、月と大蝋燭の明かりだけで踊っていたものであるが、最近は電球を使用している。曲は「庄八」「権佐が西国」「東上総」の3曲が伝えられているが、踊りは1種類だけで、囃子の演奏は連続して途切れなく行われている。

 「庄八」は匝瑳市野手で漁の名人であった庄八という男の遭難を悼んで歌ったもので、かつては九十九里北部で広く唄われていた。「権佐が西国」は八日市場周辺の名所などが調子よく唄いこまれた美しい旋律の曲である。「東上総」は逆に全国の地名などが盛り込まれた内容である。

 踊りの内容や歌詞などから江戸時代の中頃に成立したのではないかと考えられている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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