ここから本文です。

更新日:平成29(2017)年5月11日

大塚ばやし

(おおつかばやし)

大塚ばやし

種別

県指定無形民俗文化財

指定日

昭和45年1月30日

伝承地

市原市海保

概要

市原市周辺は江戸時代初期から出羽三山信仰が大変盛んで、海保地区の人々も毎年羽黒山(山形県)などに参拝していた。行程には数十日もかかったが、海保の男は三山詣でをしないと一人前に扱われなかった。初めて無事に帰還した者は、「行人」と呼ばれ、その証しに「梵天」という御符をもらう。村の者がもつ梵天が増えてきたら、これを埋納する「梵天納め」という行事を行った。梵天納めは約20年に1度程度行ったという。この梵天を納める塚が、海保地区の丘陵の突端にあった通称「大塚」である。以前は漁師の海上からの目印ともなっていた。梵天納めの日は全ての梵天を神輿につけ、練り歩く。行列の前後には山車が6基くらい出たが、この山車の上で演じられたのが大塚ばやしであった。囃子は壮麗さや技法を互いに競い合い、それはにぎやかであったといわれている。

しかし、盛大だった大塚の梵天納めも、大正10年を最後に途絶え、これに伴って大塚ばやしも自然に消滅する運命にあった。しかし、第二次大戦後間もなく囃子連ができ、その後保存会が整えられて、現在は海保神社の祭礼日などで定期的に演じられている。

大塚ばやしは大太鼓1、小太鼓2、笛1、鉦1の構成で、動作が大きく派手なのが特徴である。技法的には神田ばやしの系統を引くものである。「五囃子」「岡崎」「大塚囃子」などの曲目があるが、「大塚囃子」の時には全身を大きくゆさぶりながら3色の房をつけた撥で太鼓を打ち、また時折高く投げ上げる「曲撥」も行う。かつての出羽三山信仰の興隆を今に伝える華やかな囃子である。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?