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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:314673
(くらはしのみろくさんばそう)
写真:旭市教育委員会提供
県指定無形民俗文化財
昭和42年3月7日
旭市倉橋
香取郡東庄町に鎮座する東大社で、20年ごとの春に行われる神幸祭で、奉納される。神幸祭では、東大社から銚子市外川へ数千人の人達が巡行する。この時に、旭市倉橋地区の東大社氏子の人々が道行の露払いとして途中で演じるのが「倉橋の弥勒三番叟」である。
倉橋地区の演者達は、地元の雷神社から出発し、小船木という所で、東大社・豊玉姫大神社・雷神社の三社揃いとなり、外川まで巡幸する。外川浦で三社御浜降りになる。三番叟は、沿道に設けられた番所と呼ばれる所で、「舞士」10人と「音頭士」15人ほどで演じられる。舞士のいでたちは、淨衣に色物の袴、剣烏帽子白足袋に草履で、手には幣束と金扇の採り物を持つ。大皮鼓、小皮鼓、摺り鉦などの音頭士が奏でる曲に合わせてゆるやかに舞う。前口上では、「とーざいとーざいとーざいここもとげだいときようするは、弥勒三番叟まずは口上…」と拍子木を打ちながら呼ばわり、本唄が続く。「浜大漁」、「丘万作」などを祈願する。
「弥勒三番叟」は弥勒菩薩を三番叟に見立てるもので、伊豆東海岸や湘南地方にも見られ、「鹿島踊り」と同系統の芸能である。
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