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更新日:令和3(2021)年9月3日
ページ番号:314859
(つるみねはちまんのかぐら)
県指定無形民俗文化財
昭和39年4月28日
市原市中高根(鶴峯八幡宮)
鶴峯八幡宮は建治3年(1277)、豊前国宇佐八幡宮(一説には鎌倉八幡宮)から勧進したと伝えられ、鎌倉の鶴岡八幡宮、館山の鶴谷八幡宮とともに「関東の三鶴」と称されている。秋の大祭(10月中旬の日曜日)には境内に仮設される神楽殿において十二座神楽が奉納されるが、これは鶴岡八幡宮より伝えられたものといわれている。このため、その奏楽を「鎌倉ばやし」ともいう。
神楽の伝承者は舞方と拍子方に分かれており、舞方は曲目によって構成が異なるが、拍子方は長胴太鼓1人、鼓1人、鉦1人、笛5~6名と決まった編成である。神楽の演目は「猿田彦の舞」「福巫女の舞」「稲荷様の舞(種蒔き)」「月日の巫女舞」「恵比寿様の舞」「三韓の舞」「八幡様の舞(宝珠とり)」「老人の舞」「浦島の舞」「湯立の舞(戸隠)」「太刀の巫女の舞」「山の神の舞」の12演目からなる。
なかでも「八幡様の舞」では、登場する鬼が、屋根から飛び降りたり、観客に抱きついたり、子供を脅かしたり、と大暴れする。退治された後も開放してくれた医者どんと相撲をとったりするなど寸劇風の大変楽しい演目である。
演じる順序は厳格に決まっていないが、最後は「山の神の舞」で、餅を投げて終わる。
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