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更新日:令和6(2024)年2月8日

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東金ばやし

(とうがねばやし)

東金ばやし

種別

県指定無形民俗文化財

指定日

昭和38年5月4日

伝承地

東金市岩崎・押堀(日吉神社)

概要

 東金ばやしは、東金市旧東金地区の鎮守、日吉神社で1年おきの7月下旬に行われる夏の大祭の時に演奏される。この祭礼では、旧東金9地区から出る豪華絢爛な山車屋台が市内を練り歩くが、東金ばやしはこの屋台の上で演奏される。お囃子のグループ「下座連」は、「地方」と呼ばれる11名前後の奏者で構成されており、全町内を代表して岩崎地区の「い若会」と押堀地区の「雷囃子保存会」が保持団体となっている。

 東金ばやしは江戸時代末から明治時代にかけて形づくられたといわれている。楽器は横笛・締太鼓・三味線・大鼓・小鼓・大胴などを使用する。曲目は「四丁目」「通り囃子」「馬鹿囃子」のほか押堀だけに伝承される「雷囃子」がある。「四丁目」「通り囃子」は長唄囃子の調子を取り入れたもので、特に「四丁目」は4曲中最も格調たかいものとされている。

 「雷囃子」は別名「押堀囃子」ともよばれ、日吉神社の祭礼で押堀の屋台が社前を通る時と、押堀の鎮守菅原神社の祭礼でのみ演奏される曲とされている。言い伝えによると、寛保3年(1743)、旱魃に苦しんだ押堀の人々が竜ヶ崎(現茨城県竜ヶ崎市)の竜神に祈願したところ雨がふったため、感謝のしるしに雷雨の様子を取り入れた曲を創作、奉納したのが始まりだとされている。

お問い合わせ

所属課室:教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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