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更新日:令和4(2022)年6月7日
ページ番号:315456
(たてやまとうざんおり)
県指定無形文化財
平成20年3月18日
齋藤裕司(館山市長須賀)
唐棧織のその名の由来は、近世初頭にインドのサントーメから輸入された木綿の縞織物からきている。この縞織物のことを、わが国では「棧留」と称したが、やがて国産品ができるようになってからは、輸入物を「唐棧留」、略して「唐棧」と呼んだのが、その名の起こりである。現在の技術は、明治初年に、東京の蔵前に設けられた殖産所で齋藤茂助が習得し、以来、同家に伝わる。40番から80番の細番手の木綿糸を使い、糸の染色にはヤマモモ・ビンロウジュ・ハンノキ(実)などの植物染料を用い、藍はインディゴピュアー、赤は化学染料を用いた上から植物染料をかけて色を落ち着かせる。織りは高機(ハッタン)による平織。織りあがった後、砧で打つことで独自の艶やかな光沢としなやかさが生み出される。
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