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更新日:令和2(2020)年10月7日
ページ番号:315398
(ひしかわもろのぶかんけいかこちょう)
県指定有形文化財(歴史資料)
昭和60年3月8日
安房郡鋸南町保田1933(昌龍寺)
菱川師宣(1618?~1694)は、安房国平北郡保田村(現鋸南町保田)に生まれた。土佐派や狩野派の絵や漢画を独学で学んだのち挿画絵師となったが、やがて木版摺りの技術を絵画に応用することで、挿画を一枚の摺り画として独立させ、後に浮世絵と呼ばれるジャンルを作り上げた。この過去帳は、師宣の旦那寺である昌龍寺の過去帳で、昭和56年(1981)に新たに発見された。師宣の死後、享保年間(1716~36)に当寺第4世の鉄牛和尚が記述したもので、28丁が残されている。師宣のほか、妻や父などの記載もあって、その関係者の戒名も判明するなど、これまで知られなかった事実が明らかとなった。菱川師宣の過去帳は、勝善寺に残されている(本書9「菱川師宣過去帳」)。この過去帳の発見によって明らかになったことは以下の内容である。
(1)師宣の戒名が補完された。
(2)妻と思われる女性の戒名が初めて記録として確認された。
(3)父の戒名と住居が明らかになった。
(4)菱川家の関係者と思われる戒名が記されている。
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