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更新日:平成27(2015)年3月19日

小金原のしし狩り資料

(こがねはらのししがりしりょう)

種別

県指定有形文化財(歴史資料)

指定日

昭和42年3月7日(平成27年3月13日追加指定)

所在地(所有者)

白井市根(個人)・習志野市鷺沼(習志野市)・八街市八街ほ 八街市郷土資料館(宗教法人神明社)

概要

 下総台地の小金原は、古くからの馬牧で小金5牧として名高く、江戸時代には8代将軍徳川吉宗が享保10年(1725)に、初めての鹿狩り(ししかり)を実施して以来、嘉永2年(1849)にいたるまで、計4回の鹿狩りが歴代将軍によって行われた。それは多くの騎馬兵、歩兵、百姓勢子を配備して行う大掛かりなものであった。

 白井市には色羽織1枚と村小旗1枚が残されている。色羽織は植物で黄土色に染めたもので、生地で背中に「セ」の字がみえる。着丈は95.5cm。村小旗のほうも黄土色の地に文字を黒く染め抜いたもので「下総国印旛郡中木戸新田(現在の白井市根)人足九人」とある。長さは81cm。

 一方、習志野市にも、同様の村小旗が残存している。「六之手下総国千葉郡鷺沼村(現習志野市鷺沼)人足拾弐人」と染め抜かれた縦76cmのもので、鷺沼村の庄屋を務めた旧家に伝来してきた。

 村小旗は、勢子として動員された周辺の村々がそれぞれ作ったものと思われる。いずれも寛政7年(1795)に行われた第3回目の鹿狩り以降に用いたものと推測される。

 また、平成27年3月に追加指定された、稲葉神明社の絵馬は、嘉永2年(1849)3月に12代将軍徳川家慶によって行われた最後の鹿狩りの様子を描いたものである。小金牧の鹿狩りにおいて稲葉村(現:八街市小谷流)から勢子として動員された酒和紋三郎が帰村して、鎮守である神明社に奉納したと伝えられる。横88cm、縦62cm、胡粉下地に顔料で描画彩色。

  この絵馬には、将軍が上覧するための「御立場」を中心に、網を張り巡らした騎射場、警衛の先手組、近隣村落から徴発した勢子人足による人垣などが描かれている。

村小旗

村小旗

小金原絵馬

稲葉神明社の絵馬

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