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更新日:令和5(2023)年12月14日
ページ番号:315426
(ひしかわもろのぶかこちょう)
県指定有形文化財(歴史資料)
昭和33年4月28日
南房総市二部1344-2(勝善寺)
菱川師宣(1618?~1694)は、浮世絵の始祖といわれている。師宣が、それまでの肉筆画から木版摺りによる浮世絵を考案したことで、一部の特権階級のものでしかなかった絵画は、広く一般庶民にも親しめるものとなり、やがて江戸の文化に大きな影響を与えていった。また、その構図感覚は世界的にも高い評価を受けており、「見返り美人」に代表される美人画様式は、あまりにも著名である。ただ、師宣そのものについては謎も多く、生年・没年などは不詳だったが、この過去帳の発見により、元禄7年(1694)6月4日に没したことが判明した。元和年間(1615~24)から享保年間(1716~36)にわたって、日別に没年月を記入した日拝式の過去帳で、その四日の条に「元禄七戌六月即友士菱川友竹」と記されている。友竹は師宣晩年の号である。勝善寺は師宣の妹ヲカマが嫁いだ寺でもある。
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