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更新日:令和2(2020)年8月2日
ページ番号:314970
(ろくざんぶんこかんけいしりょう)
県指定有形文化財(歴史資料)
平成5年2月26日
佐倉市鍋山18(千葉県)
洋学研究の先進藩であった佐倉藩の藩校では、わが国最初のヨーロッパ語辞書で当時の蘭学研究者に大きな影響を与えた「ハルマ和解」をはじめとして、洋学関係の貴重な文献を多数所蔵していた。「鹿山文庫」として県立佐倉高等学校が管理する典籍群は、寛政4年(1792)開設の佐倉学問所以来、佐倉藩が学究のため逐次求めてきたものであり、蘭書をはじめとする洋書群は日本の近代化に貢献した先人達の苦労を物語る貴重なものである。
明治時代の私学から官学への移行期には官収や散逸もあり、藩校時代の蔵書は減少してしまったが、教育の近代化を物語る明治期の刊行書も加わり、両者一括の教育関係資料として重要なものとなっている。
鹿山文庫は千葉県立佐倉高等学校にある古書籍群の呼称であるが、昭和46年(1971)3月現在の学校蔵書のうち和装本の全てと、洋装本のうち明治45年(1912)以前刊行のものを目録化し、これを「鹿山文庫」と名付けたものである。
鹿山文庫の一部は、県立佐倉高等学校が明治32年(1899)の県立移管以来100周年を迎えた記念事業の一環として、平成11年(1999)11月に開館した同敷地内の地域交流施設に収蔵展示されている。
なお、一括資料の内訳は、国書2,744冊、漢籍6,168冊、明治期刊行書827冊、蘭書335冊、仏書9冊、英米書444冊、独書8冊、孔子坐像1躯、扁額8面である。
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