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更新日:令和5(2023)年1月6日
ページ番号:314698
(よしわらさんのういせきしゅつどのぼくしょどきしりょうぐん)
県指定有形文化財(考古資料)
平成23年3月18日
夷隅郡大多喜町森宮8-3(千葉県)
香取市丁子(ようろご)字天ノ宮に所在した吉原三王遺跡は、昭和58年から59年にかけて発掘調査が行われ、古墳時代から奈良・平安時代を中心とする計108軒の竪穴住居跡が調査された。調査区全体からは多くの墨書土器がみつかり、その中には、土師器坏に「□香取郡大杯郷中臣人成女之替承(かとりぐんおおつきごうなかとみひとなりめのかわりたてまつる)□」、「□香取郡大杯郷中臣人成女之替□□年(かとりぐんおおつきごうなかとみひとなりめのかわり□□ねん)四月十日」の長文が書かれたものがあり、香取神宮の神部(かんべ)である大槻郷の女性の貢進交替にかかわる内容であることが読み取れる。また、「吉原大畠」、「吉原仲家」など当時の香取神宮周辺の地名を示す土器が出土していることから、神宮と地域の関わりを確認することができる貴重な資料である。
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