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更新日:平成29(2017)年5月11日

上総大寺廃寺露盤

(かずさおおでらはいじろばん)

上総大寺廃寺露盤

種別

県指定有形文化財(考古資料)

指定日

平成13年3月30日

所在地(所有者)

木更津市大寺(熊野神社)

概要

現在、熊野神社境内の社殿東側の一隅に、下部が半ば土中に埋もれた方形の石造物がある。

1辺約135cmの正方形で、中央に径約45cmの貫通孔があけられており、中央付近で35cm、縁辺部で30cmの厚みがある。石材は凝灰質砂岩で、発見当時は塔の心礎と思われていたが、その形状から、石造露盤であることが判明した。露盤とは、塔の最上層の、相輪の基礎となる部分に置かれる、いわゆる「雨じまい」と呼ばれる防水施設で、上面には伏鉢を受ける突起状の高まりが見られるのが特徴である。石造製のものは全国的に見ても、きわめてめずらしく、県内では唯一の例となる。

この露盤には、元禄年間に「塔の越」と呼ばれる場所から掘り出されたという伝承がある。現在は墓地となっている「塔の越」からは軒丸瓦が集中して出土しており、同地に大寺廃寺の堂塔が存在したと推定される。

上総大寺廃寺は、小櫃川下流北岸の微高地上に位置する熊野神社境内から、隣接する墓地部分にかけてその中心があったと推定されており、採集された瓦の製作年代から西暦670年頃までにその一部が完成していたと考えられている。軒丸瓦の文様は奈良県の「川原寺」と同形であることから、上総大寺廃寺は県内でも最古の寺院の可能性がある。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:教育庁 教育振興部文化財課指定文化財班

電話番号:043-223-4082

ファックス番号:043-221-8126

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