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更新日:令和3(2021)年12月16日
ページ番号:315112
(いんげん・もくあん・そくひぼくせき)
県指定有形文化財(書跡)
昭和45年4月17日
香取郡東庄町小南690(福聚寺)
隠元・木庵・即非は3人とも中国の僧で、木庵と即非は隠元の弟子である。隠元は承応3年(1654)に日本に渡り、宇治に黄檗山万福寺を興し黄檗禅を伝えた。他の2人も続いて来日し、黄檗宗の確立に努めている。また、3人とも書に優れており、新書風を伝えて、江戸時代における唐様書道の端緒をつくり、当時の書壇に大きな影響を及ぼした。
この墨蹟は「黄檗の三筆」と呼ばれる3人の連書で、日本の伝統にない力強さと重厚さを示しており、書道史上で、大変貴重なものとされている。右から隠元、木庵、即非の書である。軸装されており、大きさは縦39.2cm、横112cmである。
この書は、3僧の愛弟子であった鉄牛和尚が何らかのおりに直接授かり、江戸の弘福寺から福聚寺へ移った際には、鉄牛の居室に掲げられていたものと考えられます。師弟間の精神的なつながりもうかがうことができる作品である。
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