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更新日:平成29(2017)年8月8日

南房総の地震隆起段丘

(みなみぼうそうのじしんりゅうきだんきゅう)

南房総の元禄地震隆起段丘

種別

県指定天然記念物

指定日

平成19年3月16日

所在地

南房総市白浜町根本1457-1・館山市浜田375、376
(三嶋神社・船越鉈切神社・砂取区)

概要

 南房総の海岸周辺には、過去の巨大地震によって海岸が隆起した4段の階段状の地形地震段丘を見ることができ、その状面は地学的には館山市沼の地名をとって沼I~IV面と呼ばれている。最も高い標高約24mの沼I面は、約6、000年前の地震で海底が隆起した部分で、最も低い標高約5mの沼IV面は、303年前に発生した元禄地震で隆起したと考えられている。

 元禄地震は、元禄16年(1703)11月23日(新暦12月31日)、南房総市白浜町の沖(139.8°E34.7°N)を震源として起こった巨大地震で、伊豆大島や房総半島南部では震度6~7の激しい揺れが襲い、九十九里浜から伊豆半島にかけて津波が押し寄せ多くの犠牲者が出た。

 南房総市白浜町砂取区には、附指定された元禄地震以前の絵図「根本・砂取村漁場争論裁許絵図」と地震後に作られた「根本・砂取村絵図」が残されており、本ページの画像の場所は、地震以前の絵図に「伊勢船嶋」として描かれた部分で、海中の島が元禄地震で隆起し、陸上の岩となったことを確認できる。

 単に地震で隆起した地形のみでなく、隆起の原因となった地震と隆起した範囲を歴史資料から特定できる例は全国的にも珍しく、地形学、地震学的に貴重なものである。

延宝元年根本・砂取絵図表

延宝元年根本・砂取絵図表

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