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更新日:令和5(2023)年10月5日
ページ番号:314734
(にじゅうごじょうけさうすはなだいろまふ)
県指定有形文化財(工芸品)
平成23年3月18日
いすみ市弥正93-1(いすみ市郷土資料館)
禅僧夢窓国師は建治元年(1275)伊勢国で生まれ、永仁元年(1293)夢窓を得て、禅宗にすすんだ。その坐禅修行は「庵」を結んだ隠棲修行に特徴があり、全国の修業地が知られている。そのひとつが、いすみ市能実の退耕庵(現太高寺)であり、寺裏山に穿たれた洞窟状のくぼみは、県指定史跡「夢窓国師坐禅窟」となっている。
二十五条袈裟は太高寺に伝わる縦121.5cm、横216.5cm、淡縹色の上質な麻布で、最高の僧が着用する「如法衣」と呼ばれる縫製と質感をもっている貴重なものである。資料等が焼失しているが、鎌倉円覚寺に伝わり夢窓国師着用とされる袈裟と風合いや縫製は似ており、夢窓国師所用と判断される。
なお、七条袈裟、座具、袱紗についても附資料とされている。
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