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更新日:令和2(2020)年10月1日
ページ番号:314783
(にちりんじみっきょうほうぐ)
県指定有形文化財(工芸品)
昭和59年2月24日
長生郡長柄町鴇谷508(日輪寺)
日輪寺は、鎌倉時代後期に願行上人によって開基されたという真言宗の寺院で、そこに伝わる密教法具は、鋳銅金剛盤、金銅五鈷鈴、金銅五鈷杵の3口からなる。これらは、密教の修法を行うときに使用するもので、金剛盤は五鈷鈴や五鈷杵を載せておくもの、五鈷鈴は振って音を出したり、五鈷杵は握って振ったりして使うものである。
金剛盤の底には銘があって、応永23年(1416)に前遠江守高親沙弥常吉と前越前守親秀によって白山宮の仏具として寄進され、そのときの僧侶は慶範律師であったことが記されている。白山宮は、日輪寺がもとあった場所の隣接地と考えられ、寄進者の常吉と親秀は、大多喜町の円照寺の梵鐘に刻まれた銘文や足利市の長林寺の鐘銘によると、親子であり、小櫃川流域を本拠とした有力者だったことがわかっている。
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